黒歴史トリオって言うけれど…その原因は味とは限らないんじゃないかな

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日清のどん兵衛 だし天茶うどん(日清食品)

日清は夏に弱いらしい

 日清食品はこの夏「黒歴史トリオ」と称して、これまで失敗した商品のうち3種類について、意地の再発売を行っています。どうも、日清食品は夏に弱いらしく、何とかその夏に奇抜な商品を食べてもらおうと商品開発するも、裏目に出た…ということのようですが、今回は敢えてその裏目感を出しての、日清らしい戦い方というわけですね。

 3品中の2品を買ってきました。まずは、どん兵衛の「だし天茶うどん」です。

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今から15年前の失敗だそうです

 どん兵衛の「だし天茶うどん」。これは2002(H14)年に発売され当時は売れなかったそうです。でも、「今、だしブームだからこそ食べて欲しい、だしの旨み。旨いですよ!」。

 売り文句に「旨みが旨い」と書いてあるあたりにもう、焦燥感が漂ってきますが、これ、味的には全然OKですね。天ぷらが入って、ワサビも入って、ダシの利いたうどん。夏にぴったりじゃないですか。

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 敗因としては「だし、天ぷら、お茶づけ、結局何味か伝わらなかった」だそうで、それって、味の問題じゃなくて、商品名といいますか、売り出し方の問題だったんじゃない?

日清のどん兵衛 だし天茶うどん78 g×12個

レモングラスとトムヤンクン

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サマーヌードル

 もうひとつは、カップヌードルの「サマーヌードル」です。こちらはさらに遡って、1995(H7)年に発売されたもの。

 「レモングラス香るすっきりトムヤム味」エスニックブームの今だからこそ食べて欲しいとのことですが。

 いや、これも全然味的にはOKですよ。でも22年前でしょ?そう考えると、早すぎたかもね。

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 あとネーミング。「サマーヌードル」では何がなんやら。そしてパッケージデザインもなかなかダサい。それが90年代のセンスなのかもしれないけれど。

 結局、味が問題だったのではなくて、売り方や味の説明や商品名という、ブランディングの問題だったのでは?という気もするけど、味も今だからOKなのであって、時代が追いついた的なものかもしれません。

カップヌードル サマーヌードル 73g×20個

手を出す勇気がまだ出ません

 黒歴史トリオ、なんですよね。もうひとつは「タイ風甘辛屋台ソース」の「熱帯U.F.O.」なのですが…。

 これだけ、まだ手を出す勇気が出ません。「熱帯シーフードヌードル」のヒットを受けて、その翌年の2002(H14)に発売したとのことですが、「熱帯シーフード」と違って、ただ「U.F.O.」に「熱帯」がついているだけですし、「タイ風甘辛屋台ソース」も、いまいち想像できず…何らかのきっかけで勇気が出たら買います。

日清焼そば 熱帯U.F.O. 99g×12個

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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