寿がきやの富山白えびラーメンは確かにスープの香りがしっかりとエビでコクあっさり

寿がきやの富山ラーメン再び

　今から5年前のことです。富山に出張に行きまして、そこで「富山ブラック」のインスタントラーメンをお土産として買ったんですね。で、帰ってきて見てみたらメーカーが「寿がきや食品」で、逆輸入しただけだった…なんてことがありました。

　富山で寿がきや。いまや、寿がきやは名古屋の代表ではなく、中部の代表になりつつあるということでしょうね。

　今回買ってきたのは、そんな寿がきやの「富山白えびラーメン」です。

　先ほどはちょっと大げさに書きましたが、実際には寿がきや食品には「全国麺めぐり」という商品群がありまして、そこに富山ブラックもこの富山白えびも属しています。

　白えびラーメンも数年前からブラックの姉妹品としてラインナップにありまして、富山のご当地ラーメンをカップで味わえるようになっています。

　「こだわりの地域食材として富山湾産の『白えび』を使用」という本格派です。「白えびの風味を生かしたコク深くまろやかな味わいの塩ラーメン」という触れ込み。これはおいしそうです。

　中に入っているのは、麺と液体スープと「後入れかやく入スープ」、そして海苔です。

　この後入れのスープがきっと白えび風味のポイントですね。白えびと旨みと香りを引き出した上で、「豚骨・鶏ガラスープと合わせた」とあります。

　実際に「後入れかやく入スープ」を入れた瞬間に、ふわっとエビの香りがやってきますし、かやくにもエビの要素がしっかり。

　エビの香りがしっかりとあることはもちろんなのですが、それだけじゃないですね。塩ラーメンというとあっさりなイメージがありますが、白えびのおかげかしっかりとコクが生きてきます。

　またその濃厚さが焼き海苔とよく合います。このトッピングは大正解ですね。でもあっさり感が無いわけでもない。

　あっさりした塩ラーメンなのに、風味がしっかり濃い。統一感は無いかもしれませんが、コクあっさりがクセになりそうです。