菱野団地商店街
昭和40年代に各地に誕生したニュータウン。都会の衛星都市にある丘陵地を開発し、集合住宅や戸建て住宅が集中して建設され、その中心部には住民の買物を一手に担う商店街が形成されました。
古くからある商店街とは違い、郷愁を誘わない新しいショッピングストリートというイメージがありましたが、それから50年。今やニュータウンのショッピングストリートもすっかり郷愁を誘う存在となりました。
ニュータウンで育った団塊ジュニア世代はすっかり巣立ち、今は団塊世代の住処となっており、消費活動もそれら住人に支えられているため、けっして店舗数は豊富ではありませんが、それでも商店街は維持されています。
この日訪れた、愛知県瀬戸市の菱野団地商店街には「いせや」というスーパーがあります。かつてはお肉屋さんで、隣接して小規模スーパーがあったものの、そのスーパーが撤退したことでお肉屋さんがスーパー化。
加えて、この商店街にはもう少し大きな規模のスーパー「コンツネ」、さらにデカい「松坂屋ストア」があったもののどちらも閉店。いまでは「いせや」が唯一のスーパーといえる存在になっています。
お肉屋さんで買うコロッケはおいしいのと同様に、鶏のからあげも絶品です。何か入ってるんじゃないかと思うくらいにおいしい。
半世紀前のニュータウン。かつては子どもたちがかけまわり、賑わっていた商店街。その賑わいは質も量も変わってはいましたが、団塊世代とともに維持されていました。
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