ラーメンどですか?

メ~テレ(名古屋テレビ)の朝の情報番組「どですか」。その番組で開発されたラーメン「どですかラーメン」を食べてきました。

「え?食べてきたって?カップラーメンじゃないの?」

違うんです。「どですかラーメン」と言いますと、全国のサークルKと、この地方のサンクスで発売されているカップ麺(すがきや食品)を思い浮かべられる方が多いと思いますが、もともと「どですかラーメン」はお店で出すために開発されたのです。

「どですか」のメインパーソナリティ宮地佑紀生さんと言えば、スガキヤラーメンのCMに出演されているというだけではなく、ラーメン通で有名です。かなり前になりますが、中京テレビ「プラス1」のラーメンレポーターを始め、「東海ラーメン道」という本(ゲイン)も出版されているほど。そんな宮地さんにラーメンのレポートをさせない手は無い!ということで始まったのが、「ラーメンどですか」のコーナーなのです。

ただこの取材のなかで、「取材にもかかわらず、行列に並ばされて待たされた」といったことがあったらしく、東海ラジオの番組で実名入りでそれに文句を言う宮地さん。それはチョットどうかな…。でも、そういうところが宮地さんらしいと言えばらしいですね。「腹がたったんだで、仕方ないんだわ。」てなもんかな。裏表はありません。

宮地佑紀生プロデュースの文字が輝いています。

その、ラーメンどですかのコーナーで、もちろんスガキヤ食品と共同開発することになったのが「どですかラーメン」です。宮地さんは、それに入れる具材を探すためあちこち食べ歩き、そこで決まったのが、しょうゆとんこつのラーメンに豚の肩ロースを使ったしゃぶしゃぶを入れるというもの。そして、対する塩ラーメンが食べたいというもう一人のパーソナリティ矢野きよ実さん。宮地さんに依頼しこちらも「鶏のミンチ肉入り塩ラーメン」が完成。

このふたつは、スガキヤ栄カワイビル店にて発売されています。発売初日には朝7時半の開店を前に150人もの行列ができたとのこと。カワイビル店とは、そうです。あの噂の高級スガキヤ店舗です。と言いますのも、通常のスガキヤはラーメンが270円です。しかし、ここの「寿賀喜屋」(どんぶりにそう書いてある)はなんと500円もするのです。

高くてもこれは食べたい!ということで友人たちと3人でこのスガキヤに食べにいくことにしました。 店の前に到着すると、旗が何本も立っていました。そこには「宮地佑紀生プロデュース」の文字が輝いていました。期待は高まります。

と言いますのも、スガキヤラーメンというのは、とんこつラーメンなのですが味が独特なのです。名古屋で少年時代を過ごした人なら、誰しも学校帰りや休みの日に食べた味なのです。最近名古屋ではラーメンブームが起きていますが、名古屋っ子のラーメンの原点はスガキヤなのです。270円で大満足。そんなスガキヤの高級ラーメン。

それだけでも目がくらみそうなのに、それに加えあの、名古屋のラーメン通宮地さんがプロデュースしているとなれば、おいしくないはずがありません。独特な名古屋の味の感覚を持っていて、かつラーメン通なのですから、抜群な味のはずです。

店に入りテーブルに座ります。メニューを見ますと…「どですかラーメン」のとんこつしょうゆ、塩ともに単品で600円。まぶしご飯セットはプラス150円。迷うところです。

メニューは他にもありますよ。うなぎのまぶしご飯も絶品。

3人でとんこつしょうゆをふたつと、塩をひとつ注文しました。

まずしょうゆとんこつ。しょうゆとんこつと言いますと、こってりとした少しくどいくらいのスープを想像していたのですが、それが違うんです。さらっとした口当たりで、すっと喉を通っていきます。しかも、このスープと豚の肩ロースのしゃぶしゃぶが絶妙!これ程合うとは思ってもみませんでした。さすがです。

こちらがしょうゆとんこつ。豚の肩ロースが絶妙。

そして塩。スガキヤと言えばとんこつ。という固定観念があったので、どうかな?と思ったのですが、こちらもさっぱりとして自然に喉を通過します。両方ともおいしかったのですが、私はやっぱりしょうゆとんこつをオススメしますね。

そういえば私、まだカップの「どですかラーメン」を食べたことがないのです。今度食べてみようかな。でも、先にお店のを食べちゃったから、ギャップがあるかな。しかしこのカップ。スガキヤの力を結集して、できるかぎり店売りのものを再現しているとのこと。期待はしてよさそうですね。

名古屋には「名古屋ラーメン」というものが存在しません。このどですかラーメンは、名古屋名物になり得ますかどうか。どちらにしても、名古屋のラーメンと言えばスガキヤ。スガキヤと言えば宮地佑紀生さん。それには変わりありません。名古屋を代表するラーメンは270円。これ以上安いラーメンが名物な地域があるでしょうか。だからこそ、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層に愛されているのです。

こちらが塩。食べていくうちにミンチが溶けていきます。

名古屋のラーメンだからと言って、赤味噌かと思ったというあなた。名古屋はそんなに単純じゃないんですよ。しかし270円は助かります。それに比べると600円は冒険だなぁ。通常600円のラーメンと言ったら普通ですが、普段270円でおいしいラーメンが食べられる店の600円となれば、美味しさも違うと言うものです。

どですかラーメンは、スガキヤ栄カワイビル店にて発売中です。しょうゆとんこつ味はエスカ店でも発売中。名古屋にお立ち寄りに際は、ラーメンどですか?

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