さて、今日12月6日、名古屋の新名所となるべく、大須中華街がオープンします。そんな明るい話題の裏で、大須近辺では古くから娯楽施設の中心となってきた、あの会社が破たんしました。それは5日の夕刊一面で報じられました。
「ヘラルドコーポレーション破たん-負債300億円・ゴルフ場で借金増大」
栄と大須の中間にある「ヘラルドシネプラザ」-映画館、ボウリング場、カラオケなどの複合施設の先駆けとして、以前は大変賑わっていました。
私も中学生くらいまでは、名古屋に映画を見に行く、と言えば必ずヘラルドに行ったものです。他にも喫茶・洋菓子の「ベルヘラルド」と言えば、名古屋で知らない人はいないでしょう。
今回、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請し、飲食事業と洋菓子製造・販売、一部の賃貸事業について新会社に営業を譲渡し、ゴルフ場、映画館、ボウリング場などは第三者に営業譲渡、売却する方針とのこと。
先日、ヘラルドが筆頭株主であったケーブルテレビ局「スターキャットケーブルネットワーク」の株式の一部を、シーテックに売却したニュースが流れましたが、ヘラルドがこの様な事態にまで陥っているとは思いませんでした。
破たんの原因は、郊外型の複合映画館との競争苦戦もあるそうですが、何よりも2000(H12)年にオープンした「グレイスヒルズカントリー倶楽部」の開発に伴う借入金が負担になっていたそうです。
実は私、学生時代数年間、ヘラルドグループでアルバイトをしていました。あの当時、社報に「ヘラルドグループ念願のゴルフ場建設へ…」とあったのを思い出しました。まさかそれが、ヘラルド破たんへの道のりの第一歩だったとは…。
あの頃の社員の方たち、どうなるのかな。もう連絡は取っていませんが、このニュースを聞いて、学生時代のことをふと思い出しました。
※ヘラルドコーポレーションと、「日本ヘラルド映画」との間に資本関係はありません。
(メルマガ第3号より)
コメント