メ~テレになって1年…この春の陣

名古屋テレビがメ~テレという愛称を採用したのがちょうど1年前のことでした。

CBCテレビの4時間半の生ワイド「晴れどき」の向こうを張るつもりでスタートした5時間生ワイド「サンダー5」は、「激写ナゴヤ」「グルメの王子様」「芸能」など企画も盛りだくさんでスタートしたものの、わずか数ヶ月で2時間15分に短縮され、番組自体が半年で終了してしまいました。

そしてその後に続いた「ウルたま」は、新鮮味の無い旅行企画とサンダー5の遺物、芸能でお茶を濁してこちらも半年で終了しました。

この春、メ~テレはまたまた大改編を行いました。「ウルたま」のあとは50分の「WAYAYA丼」となりました。おやおや…、と思っていたところ、今日、この春のメ~テレにとって目玉となる新番組がスタートしました。

それは、「大須ぱっぱ屋」です。月曜から金曜の18:20からの30分間生ワイドで、その名のとおり大須から毎日生放送するとのこと。平日の18時台に、ニュース以外の生番組を放送するのは、在名局で唯一の存在となります。

これによりメ~テレは、1982(S57)年「ニュース615」以来の伝統だった18時台のワイドニュースから撤退することになったのです。17時台には一部残しましたが…。

メ~テレとなってからの新番組には何度も期待してきました。しかし、すぐに番組が短縮したり終了したりと、視聴習慣ができるまえに姿を消すものがほとんどでした。今回の「大須ぱっぱ屋」一体どんなものかと、今日の第1回目を見てみました。

一週間通しての司会は伊藤秀志さんとアナウンサー、そして日替わり(曜日交代ではないようです)で全国区タレントがやってくるというもの。

大須と言えば今、名古屋で一番活気のある商店街、その勢いにあやかって、名古屋ならではの面白いワイド番組が展開されるのではと、期待が高まりました。第1回のMCは山田邦子さんとのこと。

今日の内容を説明しますと、

「日本に100頭という幻の豚を食べる、そしてそのほぼ通販。」

その一言です。加えてヤンマーの天気予報。たったこれだけのことで30分。スタジオに煙が充満したり段取りもメチャクチャ、山田邦子さんも「終わった後、今日はミーティング長いよ。」と真顔で怒る始末。

メイン司会である伊藤秀志さんは緊張のせいかあまり喋らず、エンディングでは、観客に肉を配る山田邦子さんとアナウンサーの姿のみ。秀志さんは…?秀志さんの「これから毎日よろしく」とか、そういった声が聞きたかった…。

まぁ、それでも1回目ですから大目に見ようと思いました。月曜が「高級食材」なのかな、明日はどんな内容だろう、と思ったら、明日の予告は「全身トロマグロ」。

…。

まさか、毎日タレントと伊藤秀志さんがただ食べて、それを売るだけの30分なのですか?企画書どんなんだったんだろう。そう言えば、時間帯的に物珍しく、スポンサーが飛びつきそうな新番組なのに、提供はお付き合いの「中部電力」のみ。なるほどね…。

そういえば同じ大須でも、実際大須に本社があって、毎週大須商店街のお店を紹介する5分番組、「大須珍パワーズ」なんてのがテレビ愛知にありますね。

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