写真:立浪選手 ※資料写真
中日ドラゴンズ一筋22年。今季限りでの引退表明をしている立浪和義選手。今日はナゴヤドーム公式最終戦。試合後に引退セレモニーが用意されているとのことで、落合監督の粋な計らいでか、ファーストでスタメン出場。既にセリーグは巨人が優勝を決めていて、例年なら消化試合はさすがにテレビ中継されないのですが、
このホーム最終の巨人3連戦は、立浪選手の最後の勇姿を!ということで、東海テレビ、テレビ愛知、CBCテレビがそれぞれ、キー局の特番をすっとばしてまでも野球中継をするという力の入れようでした。
しかし、この立浪選手の事実上の引退試合は、CBCテレビでの中継ということで、放送時間はわずか1時間…かと思いきや。なんとこの日は、BSデジタル放送「BS-TBS」で、午後6時から午後8時54分まで、最大延長午後9時54分までで、この試合の中継が組まれているではありませんか。
しかもこの中継、CBCテレビの垂れ流し。CBCの中継は、相手チームの巨人などほとんど無視で、試合中ずっと立浪選手を映し続ける、完全ドラファン向け放送。それを全国に向けてBSデジタルで流しているのですから驚きです。
さらには、CBCテレビの野球中継は「燃えよドラゴンズ」というタイトルで、BS-TBSもCBCと同時放送の間は同じ「燃えよドラゴンズ」で放送してたのですから、これまた驚きです。
そして、試合が終了して、引退セレモニーまで時間があったのですが、BS-TBSは最大延長21:54まで、ナゴヤドームの模様を放送。この日ばかりは、BS-TBSが完全にドラゴンズファンのためだけの放送という、すごい事態になっていました。
プロ初ヒットが2塁打だった立浪選手。この日は猛打賞で、しかも最後の打席が2塁打。なんて感動的な引退試合なのでしょうか。ところが…肝心のその最後の2塁打、CBCテレビではギリギリで切れてしまって放送されなかったようです。
名古屋のドラファンは、CBCではなく、BS-TBSを見るべきだったという皮肉…ととるべきか、それとも、よくぞBS-TBSはやってくれたというべきか、
いやいやこれは、それだけ立浪選手がドラゴンズの選手としてだけでなく、日本のプロ野球全体にとって偉大な選手だったということなのでしょうね。でもまだ、クライマックスシリーズもありますし、その先、本当の引退試合がセッティングされるそうですから…。もう少しだけ、立浪選手の勇姿は見られそうです。
コメント
BS-TBSはもっとCBCやMBS、そしてRKBの野球中継を放送するべきなのかもしれませんよね。
にしても今回のBSの英断は立派だったのではないでしょうか?
>とくながたかのりさま こんばんは
仰るとおり、今回はBS-TBSの英断に感謝、感謝です。