土曜日に発売になった、「ポケットモンスターX・Y」楽しんでますか?今回は、この前の「ブラック」「ホワイト」の、全て新しいポケモン、全く新しい冒険というコンセプトとは全く逆の、昔のポケモン、それこそ、最初に発売された、17年前の「ポケットモンスター赤・緑」の世界観との融合、子どもの頃にポケモンをやった世代の
取り込みを図ろうという思惑が見え隠れしますね。ポケモンは、ずっと世界観が繋がっていて、それまでのポケモンに加えて、さらに新しいポケモンが発見されるというスタンスだったのを、
ゲームで言うと「ブラック・ホワイト」アニメで言うと「ベストウイッシュ」で、全てポケモンを一新してしまったことで、過去の世界観との決別、世代間の断絶を生んでしまい、ベストウイッシュの視聴率は一桁台前半にまで落ち込んでしまい、いくら映画やその他の収益があがるとはいえ、結構危ない水域にまで落ち込んでしまっていました。
きっとそれを何とかしたいのでしょうね。ベストウイッシュで離脱してしまった、昔からのポケモンファン層を再び取り込みたい、子どもの頃にポケモンをやった世代が親になり、子どもと一緒にポケモンアニメを見たときに、懐かしさを抱いて欲しい、そんな狙いなのでしょう。
先日は、17年半前に発売されたゲーム、「ポケットモンスター赤・緑」をアニメ化した、特別番組「ポケットモンスタージ・オリジン」も放送されました。そしてなんと、日曜朝に新たにスタートしたポケモン情報番組「ポケモンゲット☆TV」で、16年半前のアニメ「ポケットモンスター」を、1話から毎週再放送するというではありませんか。
(わざと4:3サイドカットしてあります)
ジ・オリジンの視聴率は4.7%という、残念な結果に終わってしまいましたが、これは、当時のポケモン視聴者層は今や社会人で、平日の夜7時にはリアルタイムで見られなかったという点と、逆に、今の子どもたちには何のことやらという点、そして水曜という、いつものポケモンとは違う曜日に放送した点など、低視聴率になったことにはいろんな要因が考えられますが、
ポケモンゲット☆TVでの、ポケットモンスター再放送は、日曜朝ですので、社会人でも見られますし、今のポケモン情報とセットですし、1話からの放送で、主人公も今と同じサトシなので、今の子どもたちもなじめますし、これはいいかもしれません。
しかもこのシリーズは、DVD化もされていないので、これをきっかけにDVDBOXとか出たら、いいな…と。故・首藤剛志さんの脚本・シリーズ構成のポケモンをもう一度最初から見られるとは、これはもうたまりませんね。
第1話は、首藤さん脚本、湯山さん絵コンテ。首藤湯山コンビのポケモン…感慨深いです。原点に帰るわけですね。サトシの産みの親である首藤さん、首藤さんが描くサトシ、新作をもう一度、見たかったなあ。
首藤さんのポケモン小説版。ゲームの世界をいかに現実感ある設定に落とし込むか。シリーズ構成・脚本家の妙を感じることができます。
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