タイアップでサヨナラ

エイパム

ポケモンアニメのお話です。大型連休直前、数週間に渡って、「ポケモンピンポン大会」なるストーリーが展開されました。ポケモンでピンポン?と、思わず首を傾げてしまうところですが、

テレビ東京が「ゴールデンウィークは卓球だ!」と、世界卓球の中継に全力投球していたことを知ってる人は、「ああ、そういうことか。」となると思います。結果は、開幕スペシャルの3.8%を筆頭に、世界卓球は惨憺たる視聴率だったようですが…。

さて、アニメの本編に、いかにもタイアップとも取れる話が組み込まれていたことに、ちょっと閉口気味だったところに、最後、ポケモンピンポンの強化選手になるという理由で、ヒカリのエテボースがアニメから卒業という展開に、思わず「おいおい」と…声が出てしまいました。

私は前シリーズの「アドバンスジェネレーション」は見ていなかったのですが、エテボースはもともと、サトシのエイパムとして、前シリーズからずっといたようです。今シリーズのダイヤモンド&パール編に入ってからも、サトシにちょっかいをかける、サルをモチーフにしたかわいい女の子ポケモンという位置づけでした。

しかし、同じくサルをモチーフにした「ヒコザル」が登場した時点で、雲行きが怪しくなっていた気はしていました。しかもヒコザルは、サトシのライバルであるシンジによって、PTSD(?)を患い、捨てられ、サトシとともにそれを克服して、シンジを見返すという、大きなひとつの柱とも言えるストーリーを担っているので、絶対に外すことも、進化させることもできません。

そこで、エイパムはコンテストに興味を示し、ブイゼルと交換という形でヒカリの持ちポケモンとなり、さらには進化して、エデボースとなって、ヒコザルとはうまく棲み分けを図ったかのように見えていたのですが…。

今回、こんなタイアップストーリーで卒業という、何とも後味の悪い展開で姿を消すことになってしまったのです。

ただ、まあしょうがないか…という気もしないではありません。エイパムの頃はかわいかったけど、エテボースは確かに、絵的にはちょっとね…。

新エンディングを見ると、この夏はピチューを、イチオシにするみたいだけど、私はもともとピチューはあまり好みではない上に、このエテボースの卒業が、ピチュー登場の代償だというのなら、ちょっとそれは変な感情移入を伴ってしまいます。

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