名古屋らしい節分とはどういうものかスーパーの広告で考える

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マックスバリュの広告

扶桑店だけ一体どう違うと言うのか

 節分にはやはり地域性というものがありますよね。そこで、やはり名古屋と東海エリアのネタサイトを標榜している身としては、この地方らしい節分って何だ?と、新聞の折込広告を見ていましたら、ある広告の注意文言に目が留まりました。

 それは、かつては三重県に本社を置くスーパー・フレックスとして名証上場まで果たした地場スーパーが、一応、イオングループとなって店名が変わった「マックスバリュ中部」の広告。三重県のスーパーですから、恵方巻がドーンとあってもそれはおかしくないのですが、恵方巻全品に…。

「扶桑店では取り扱っておりません。」「扶桑店では取り扱っておりません。」
「扶桑店では取り扱っておりません。」「扶桑店では取り扱っておりません。」

 扶桑町に一体何が。ひょっとして扶桑町民には、頑なに恵方巻を食べないというポリシーがあったりするのだろうか…。現場に急行です。

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まあ、想像はしていましたけどね

 いざ、マックスバリュ中部の扶桑店に行ってみますと、店内恵方巻だらけ。まあ、そうですよね。扱ってる恵方巻(の業者かテナント)が違うということですよね。でも、あの広告だと逆に、扶桑店は恵方巻を扱ってないんじゃないかと思ってしまった人もいたのでは?

 恵方巻はさておき。名古屋らしい節分。やはり節分といえば、豆まきですよね。これは、名古屋に限らず、全国的に古くからある風習です。豆と鬼のお面を購入です。

 今年の恵方は「西南西」ですから、尾張四観音のうち今年の「尾張恵方観音」は荒子観音ということになります。荒子観音の豆まき、節分会は賑わったでしょうね。

 また、大須観音では「鬼は外」は禁句というのは有名ですよね。大須観音には、寺宝として鬼の面があるためで、「福は内」しか言ってはいけません。

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全国的にはいわし食べますよね

 節分に食べるものといえば、やはりいわしですよね。柊鰯といって、魔除けとして使いますよね。柊の小枝とともに、焼いた鰯の頭を門に掲げることで、柊の針で鬼の目を刺し、門口から鬼が入ってこられないというものです。

 また、鰯は焼くと激しい煙が出ますから、そのにおいでも邪気を追い払うといわれています。マックスバリュ中部でももちろん、いわしも大量に販売されていました。

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節分に食べたいスイーツ?

 さらに、節分にぴったりのスイーツも食べたいということで、もう一店舗、扶桑町でも恵方巻は普通に売られていることを確認するために、イオンモール扶桑にも行ってみました。もちろん、恵方巻だらけ。そこで和菓子店を覗いてみました。

 これは節分に食べるものかどうかはわかりませんが、鬼で名古屋といえば「鬼まんじゅう」ですね。風習として聞いたことはありませんが、名古屋の節分というイメージに、鬼まんじゅうはぴったりです。

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 ということで、歳の数だけ豆を食べ、節分らしい一日を過ごしました。え?恵方巻は買わないのかって?ええ、あれはこちらでは風習としてありませんしね。そもそも、由来が、太い黒いものを黙ってくわえるって時点で、お察しですし…ね。なんて、言いつつも、それについては明日のブログで。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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