ナゴヤハウジングセンター春日井会場(愛知・春日井市)
ハウジングセンターのイベント会場から生放送
岐阜県の中濃地域をエリアとする地域FMラジオ局「FMらら」が、開局から4年にして初めて、県境を越えて生放送を行なったというのです。
FMららは、連携するケーブルテレビ局の中継車を使い、イベント会場からの長時間生放送を得意としていますが、県境を越えるとなるとその意味合いが気になるところです。
そもそも「地域FMラジオ局」なのですから。どういう意図があったのでしょうか。
会場から生放送&イベントも実施
ナゴヤハウジングセンターは、一般社団法人ナゴヤハウジングセンターによる住宅展示場で、中日新聞社とともに主催し、愛知県下5つの会場を持っています。週末には様々なイベントが展開されていて、私も子どもと一緒に何度も訪れています。
ピカチュウたちに会いに来ました。レポートは一度ですが、実際は複数回行っています。
さらには、いが☆グリオや、三重テレビの「とってもワクドキ!」でおなじみの樹里さんがいらっしゃるAZURE#も見に行きました。
さて、愛知県下5会場のハウジングセンターに岐阜のFM局?謎は深まります。
会場からは番組の生放送が行なわれたほか、予想外の人気のために番組の途中で終わってしまった「ぷにゅぷにゅボールすくい」に、放送電波のお子さんの声が乗る「ラジオDJ(アナウンサー)体験イベント」も盛況でした。小学生が実際に生放送で天気予報を読む…この経験は大きいですよね。
春日井色も強い番組内容
番組自体は、7月17日(日)の午前11時から午後2時までの3時間で、もちろん、ハウジングセンターのイベント情報や、出展しているハウスメーカーの情報があったほかに…。
ちょうど、CDをリリースしたばかりというご当地アイドル3組「春日井アイドル」の作曲を手がけている、しおやままさひろさんをお迎えして、この日は東京でCDリリースイベントを行なっていたという春日井アイドルが紹介され、住宅情報だけでなく、春日井の「今」を伝える番組にもなっていました。
それにしても、春日井のご当地アイドルで、告知が「明日は東京のタワーレコード新宿店で…」ってすごいですね。
今回は中継車ではなく、ネット回線を使っての生放送。可児市の会社(トイ・ファーム)の協力によって、春日井市から可児市へと長時間安定して音声を届ける、放送に耐えうる高品質でそれを実現する、これまたすごいことですね。
なぜ岐阜のFMが春日井から
なぜ、岐阜のFMららが春日井から放送を行なったのか。実は、ハウジングセンター側の、岐阜中濃エリアからこの春日井まで、充実した展示場を見に来て欲しいという思惑があったからなんですね。それならわかりますね。
このハウジングセンターでは、他の周辺にあるコミュニティFM局も中継を行なっているとのこと。春日井市にはコミュニティFM局が無いという側面もあって実現しているのでしょうけれども、大きなメディアだけでなく、周辺にあるコミュニティFM局を複数活用するという形も、面白いですね。
さらに、地域FM局とはいえ今は、アプリやサイマル放送にて全世界で聞けるわけですから、放送局としても「春日井でも聞けますよ!」とアピールでき、興味を持ってもらえる機会になりますしね。
ただ、こういったことで逆に、春日井にもFM局を!なんて機運には、なったりしないのかなあ…。
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