東京のまいばすけっとで買物をして感じる都会感・ふと思い出す若い頃の憧れ

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まいばすけっと

憧れのイオン

 三重県を発祥としているためか、三重・愛知の両県には数え切れないほどのイオン、イオンモールの店舗があります。なかには、イオンの屋上駐車場から他のイオンの店舗が複数目視できるなどというところも。

 しかし、首都圏の特に都心ではそうはいきません。イオンの本社は関東ではありますが、あれだけ大きな駐車場完備のショッピングモールが都心にいっぱいあったら、別の意味で驚いてしまいます。

 そんなイオンが、大都会で展開しているのが「まいぱすけっと」。ある種、手の届かない憧れのイオンです。

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まったく気がつかなかった地味さ

 関東に行った際には、同様にユニーの大都会店舗「ミニピアゴ」と、そのイオンの大都会店舗「まいばすけっと」で買物をしたいと前々から思っていまして、今回もホテルの近くにあったらいいのに…と思いつつも見つけられず、間もなく無くなるであろうコンビニのサンクスで初日は買物をしたのですが。

 2日目。バスに乗ろうとホテルとは道路を挟んで向かいにあるバス停に向かうと、なんと、「まいばすけっと」があるではありませんか。何でしょうこの地味さは。

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 まいばすけっとの店先には、道路の反対側から目視で確認できるサイズの店名看板は一切ありません。ビルの上部にまるでテナント紹介のように文字が入っているのみ。存在を隠してるの?と思ってしまうほどでした。

夜に寄ってみました

 その日はバスで目的地に向かいまして、用事を済ませて夜になってからバスで戻ってきました。そしていざ、まいばすけっとです。

 まさに「ミニイオン」。いや、「ミニマックスバリュ」という感じですかね。都心に佇むコンビニサイズのミニスーパー。いかにも大都会という感じがします。ただ、売られているものはトップバリュのおなじみの商品が多いのですけれども。

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東京の一人暮らし感ってこんなですかね

 まいばすけっとで買物をしていると、大都会で暮らす人々、おそらく一人暮らしだろうな…という感じの方が惣菜やお弁当を買っていきます。そして自分も。

 もちろん、自分はこのあとホテルに戻ってそれを食べるだけなのですけれども、その昔、ふと頭をよぎった「上京一人暮らし」。あそこでそっちを選択していたら、こんな日々があったのかなあ…と、「if」の自分に出会えた気がしました。

 まあその「if」を選択していたら、自分は自分で無くなってしまっていたかも…いや、それはそれで自分だったのでしょうが、今の自分では無かったということでしょうね。

 東京を訪れた際に、買物するだけで「もしも」の自分に出会える、大都会にしかない憧れのイオン・まいばすけっと。

 これからも、そういう感覚で買物がしたいので、まいばすけっとの東海地区展開は、イオン様にはちょっとご遠慮いただきたいかな…と、勝手に思っています。よろしくお願いいたします。

 東京・神奈川以外でも札幌には展開してるらしいね。

月刊激流 2017年 07 月号[小商圏無差別競争 勝者は誰?/店舗情報(LECT、MEGAドン・キホーテほか)〕

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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