そのヒゲのおじさんは誰？と言われる日も近い？明治のクリスマスこども大会

そのおじさんは…

　少し前の話になるのですが、今月上旬の中日新聞朝刊に「クリスマスこども大会」の告知が掲載されていました。そこには見慣れたおじさんのイラストが。いやでも、もうそのおじさん、この地方で見かけることはなくなったはず…では？

　「クリスマスこども大会」とは、小学校低学年と幼稚園・保育園児を対象としたイベントで、今年で「第65回」を迎えるもの。それぞれの地方の新聞社が主催をしており、当選すると入場無料で親子で楽しめます。

　今回のプログラムは、サンタクラウンのクラウンサーカスや歌のおねえさんのクリスマスコンサートをはじめ、ラッキープレゼント抽選会や明治がおくる特別ムービーなどとなっています。

　そう、このイベントは株式会社明治が協賛しており、明治のお菓子がもらえたりします。だから、その告知にサンタクロースの姿をした「カールおじさん」が描かれていたというわけです。

　カールといえば今年大きな話題となりました。明治は8月生産分をもってカールの東日本での販売を取りやめると発表したのです。東日本とは福井、岐阜、三重から東です。今回、中日新聞に掲載された「クリスマスこども大会」の会場は名古屋。名古屋は既にカール販売対象外エリアです。

　カールは販売されていなくとも、明治の顔としてカールおじさんは露出し続けるということでしょうか。名古屋を含む愛知・三重・岐阜の東海3県ではカールは販売されていないわけですから、カールおじさんがテレビCMに登場するということもありません。

　しかもこのイベントは幼い子が対象。数年後には「このおじさんとか、このキャラクター何？」と思いながら、参加する子どもたちばかりになってしまうかもしれませんね。　カールおじさんは、カールが販売されていない地域でも、明治おじさんとしての仕事は続けていくわけですね。