「痛快ネギりバトル・わてらにまかしとき」という通販番組をご存知でしょうか。この番組は他の通販と違い、タイトルのとおり「値切り」が売りであり、
司会の堀井哲郎氏が冒頭でいつも「この番組は究極のテレビショッピングと言われています。なぜなら、価格がいくらになるのか、やってみなければわからないのです。」と、自身満々に笑顔で言います。
メーカー希望小売価格で登場した商品を、大阪のおばちゃん代表である辻イト子さんと、大阪のおカマ代表の梶浦梶子さん(通称梶子ママ)が、値切って値切って販売価格を決めるというもの。
たとえば、メーカー希望小売価格が20数万円の真珠のネックレスを紹介する社長を、おばちゃんとママが値切りまくり、社長は困った表情をしつつも最後は3万円ほどになってしまう様は、明らかにおかしいのだけど、笑ってしまう、予定調和だとわかっていても、ついつい見てしまう番組でした。
時には、予定の価格よりも安くしすぎてしまって、やっぱりこれくらいに…と言って価格を戻したり、「この商品は一発価格。これなら満足。」と言って、値切らない商品があるなど、見ているこちらが苦笑いしてしまうような展開もあったのですが、
とうとう苦笑いすら出来ない状況になってしまったようです。
ついこの前から、タイトルが「痛快買物バトル」に修正され、メーカー希望小売価格を言わなくなり、値切りをやめたのです。なぜか。
実は先月、こんなことがあったのです。通信販売会社「ディノス」が、ひな人形の宣伝で「店頭なら50万円くらいするものが35万円になりました」と紹介し、それが公正取引委員会から景品表示法違反(有利誤認)にあたる恐れがあるとし、警告を受けたのです。二重価格表示が不当表示であるとの規定に触れたのです。
二重価格表示が不当表示。
こんな程度で警告なら…値切りバトルは触れまくりじゃん。
たぶん、他社ではありますがこの警告を受け、値切りを自粛して「痛快買物バトル」となり、おばちゃんが騒ぐだけの普通のテレビショッピングとなってしまった、わてらにまかしとき。
「また次回もこの楽しいメンバーでお会いしましょう」
と、絶対この仕事は他人に渡さないぞ!という気合が感じられた、堀井哲郎さんのエンディングでのキメ台詞は残されていましたが…。
もう、あのいろんな意味で「無茶」な値切りを楽しく見ることはできないのでしょうね。残念。
追記:数日間のブランクを経て、「ネギりバトル」は復活しました。二重価格表示と、メーカー希望小売価格から値切るのでは意味合いが違うという見解でももらえたのでしょうか。とにかく、再びネギりバトルが見られるのは楽しいです。それなら、また買いますわ(笑
コメント
久しぶりにこの番組をCSで観ました。なぜか観てしまう番組です。それで気になりネットを見るとここにたどり着きました。
>山本雅洋 さん
ですよね~。深夜にやってたりすると、ふと見てしまうんですよね。しかも最近では、プライムでおなじみの藤岡さんとか登場しますし、目が離せません。
でも見られなくなったんですよ。CSのお試し期間が終わってしまったのです。よく見れた時は梯子してみていたのですが・・・。また辻イト子さんや梶浦梶子さんをネットで調べたりしましたよ。またイト子さんにお会いしたいですね。
>山本雅洋 さん
この番組は、結構BSデジタルでも放送されていますので、
遭遇することはできると思いますよ。
ただ、なぜか、テレビ欄では
番組名が伏せられていることが多いですが。。。
昨日もやっていたので思わず観てしまいました。内容は同じもので話もわかっているのですが、なぜか観てしまうのです。
>山本雅洋 さん
番組存続のためにも、見るだけではなく、ぜひ買物もしましょうw
よく見ていますねぇ。脱帽です。
但し僕の名前は哲郎じゃ無く、哲朗ですのでお待ちい無くね。(^o^)
>堀井哲朗 さん
コメントありがとうございます~!!
三重テレビではいつも同じ時間に放送しているのですが、
なぜか見てしまう、他にはない「面白い」通販番組ですね。
お名前、大変失礼しました。
これからも楽しく拝見させていただきます!