県域FM局が経営破綻-福岡


写真:CROSS FMの周波数

経営破綻といっても、同じく昨日破綻した名古屋港イタリア村の話ではなく、FMラジオ局の話です。

ラジオの経営環境が厳しいという話題は良く聞きます。市町村単位のエリアで放送をしている、コミュニティFM局が倒産という話はたまに聞きます。しかし昨日、自力再建を断念したのは、なんと県域のFM局。福岡県北九州市に本社を置く「エフエム九州」(CROSS FM)です。

【産経新聞】福岡のFM局、ネクスト社が再建へ

位置づけとしては、福岡県2番目の民放FM局で、名古屋で例えるなら「ZIP-FM」の位置です。平成20年3月期に約6億円の債務超過で、県域放送ラジオ局の経営破たんは全国で初めてのことです。

ラジオ…最近はNHKが必死になって盛り上げていますけど、本当に厳しい時代になりましたね。CROSS FMは投資会社が作る新会社へ事業譲渡され、放送は継続されるとのことですが…。

まあ、名古屋の場合、ZIP-FMは後ろ盾もしっかりしていますし、こんなことにはならないでしょうが、なんか、お隣の県にありますよね。そんな香りのするFM局が…。でも、JFN系列局だから大丈夫かあそこは。

県域だから大丈夫…というわけではないということがハッキリしましたね。以前のKBS京都の会社更生法適用とは違い、本業での破綻ですから、これは重い。

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コメント

  1. ロバうま より:

    この話を最初聞いた時、「ラジオ局か・・・。テレビならデジタル放送の影響でありそうだけど」って思いました。資金面から考えると、例えば地方の有力な新聞社資本の放送局は、問題点もありますが、やむを得ずなんでしょうね・・・。

  2. >ロバうま さん

    最近は、そんな地方の新聞社資本の放送局でさえ、
    キー局の持ち株会社の傘下に…なんて話が出たりするくらいですから、
    人々の電波離れがじわじわと経営を圧迫しているという感じなのでしょうね。

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