8年経っても衝撃が解けない番組

写真:網焼き牛たん塩重(イオンリテール ジャスコ各務原店)

私はこれまで、スーパーで弁当や惣菜など、そのスーパーで調理されたものを買う気が全く起こりませんでした。それは今から8年前、2000(H12)年にテレビ東京で放送された「火曜イチバン!」があまりにも衝撃的すぎたからです。

火曜イチバン!は、愛知ではたまにローカル制作に差し替えるなど、かつてのTBSそこが知りたいのような番組で、どちらかというと旅やグルメ特集の多い番組でした。しかしその日は、ドキュメンタリータッチでスーパーの裏側にせまる内容で、今でもはっきり覚えているくらいの衝撃映像でした。

中国産野菜の産地は店員の思いつきで嘘の県名産地を表示。売れ残った揚げ物は、水に濡らして再び揚げて翌日も店頭に。肉は売れなかったらパックしなおして翌日も店頭に、さらに売れなかったらその次の日は切り落としとして、それでも売れなきゃ焼肉用となり、最後には弁当に入れられるというものでした。

ずっと、あの番組は一体なんだったのだろう…と、ふと「スーパー 再利用 火曜イチバン」で検索したら、なんと情報が出てきた。

http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/tv/super.html
テレビ東京「火曜イチバン!」スーパー潜入番組の教訓(「GALAC」2000年11月号)
(すべてを疑え!!MAMO’s Siteより)

すごいね。情報が出てきた…。当時、母親と一緒に見ながら、「こんなの見たらもうスーパーで買い物できないじゃん」なんて言っていたことを思い出します。それ以来、スーパーで弁当を買うのはためらっていました。

しかし最近、イオンがCMで弁当をウリにするようになり、まさか、ウリにしている弁当が売れ残りの集合体なんてことはないだろう…と、一度買ってみたらこれがおいしいのね。今では週に1回程度イオンのお弁当を食べるようになりました。写真の「網焼き牛たん重」も肉がとってもジューシーでした。

それでもまだ、私のスーパー不信はすべてがぬぐわれたわけではありません。今でも中小のスーパーで弁当や惣菜を買うのに抵抗があります。これって、ある意味トラウマですよね。

8年経っても解けないトラウマをたった1回の番組で植えつけるなんて、おそるべし、火曜イチバン。おそるべし、テレビ東京。

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