写真:ポケットモンスターDPシャンメリー(トンボ飲料)
ここ最近、ケーキの話をしましたが、あちこちでイルミネーションが始まったというニュースを見かけるようになり、ケーキといえばクリスマス、な時期になってきましたよね。
誕生日のケーキと違って、クリスマスケーキに付きものなのは「シャンメリー」。
子どもの頃から、なぜあの飲み物はクリスマスシーズンにしか手に入らないのかと、不思議なものでしたが、そもそもシャンメリーとは何なのでしょうか。そして、シャンメリーを買うと大手メーカーでなく、聞いたこともないような会社が作っていることが多いのはなぜなのでしょうか。
調べてみると、面白いことがわかりました。
シャンメリーは、日本にしか存在しない飲み物で、定義としては
・ノンアルコール
・開栓時に「ポン」という音が鳴る
・全国シャンメリー協同組合規格合格品であること
の3つのみ。実は、味に関しては「シャンメリーの味」という定義は無く、多くはワイン風味やブドウ味なのですが、なかにはカレー味なんてのもあるんです。
そして最も興味深いのは、シャンメリーを大手企業が製造することについて、法律で制約が加えられているのです。
1977(S52)年に制定された「中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律(分野調整法)」により、シャンメリーは中小企業の特有の品種と規定されているのです。
今回、スーパーで買ったシャンメリーには「マスカット味・無果汁」という表記がありました。
原材料を見ると、「果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、カラメル、色素」。
まあ結局、シャンメリーってのは、香りのついた炭酸入り液糖を飲んでるだけなんですよね。でも、その香りでクリスマス気分が盛り上がるのは、幼い頃からの記憶によるところなのでしょうね。
ああ、そんな話を書いていたら、記憶がよみがえってきました。
シャンメリーを、わざと振りまくって栓を開け、栓が真上にすごい勢いで飛んで蛍光灯をぶち割って、親に激しく怒られた、小学生の頃のクリスマスを。
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