50時間テレビの苦悩

写真:50時間テレビについて報じる岐阜新聞(09.01.22付)

この2月1日に開局50周年を迎えるテレビ朝日は、50周年にちなんで「50時間テレビ」を編成するとのこと。と言っても、ぶっ通しで50時間放送するのではなく、1月30日から2月8日までの10日間、連日午後7時から深夜0時までの5時間を特番に充てる格好で、50年を振り返る50時間テレビということだそうです。

午後10時までは、ミュージックステーションや2時間サスペンスドラマ、TVタックル、Qさま!!、無人島0円生活など、テレ朝の人気番組を核としながら、「もう一度見たい伝説の超ヒット名番組」など、50年にちなんだ構成になり、11時台は深夜番組を振り返り、番組開始以来、27年で初めてとなる「タモリ倶楽部」総集編も編成されます。

新聞によりますと、この50時間テレビを編成するにあたって、大きな障害があったとのこと。

テレビ朝日編成部のコメントでそれがわかります。

「系列局といっても実は他社。通常は独自の番組を放送している局もあります。スポンサーさんも違うので、ご理解いただくための細かい作業を行ってきました。」

大阪の朝日放送(ABC)と、福岡の九州朝日放送(KBC)のことですね。わかります。

そもそも、テレビ朝日の50年を振り返ると言われても、ABCがテレ朝系になったのは34年前。それ以前はTBS系列だったわけで。それ以前は、大阪におけるテレ朝系は毎日放送(MBS)でして、この特番では、かつてMBSで放送された番組を、ABCで振り返るという格好になる部分もあるわけです。

そして、九州朝日放送も開局時はフジテレビ系メインでしたしね。

しかしまあいろいろありまして、朝日新聞の切望などから、ABCとKBCはテレビ朝日系列となるのです。

となると、名古屋テレビ(メ~テレ)も36年前までは、日本テレビ系列メインだったわけですが…。まあメ~テレは、結果として日テレを中京に寝取られ(?)て、テレ朝系に落ち着いたわけで、

テレ朝に反旗を翻すことができるような局じゃないですから、そこは大丈夫だったんでしょう。

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