写真:岡崎西武
【朝日新聞】そごう心斎橋本店売却へ、大丸と交渉 セブン&アイHD
ニュースで「本店が売却される」と聞き、思わず「は?」と思ったのですが、よく考えたら、今や「そごう」と「西武」のミレニアムリテイリングは、セブン&アイの完全子会社なんですよね。本店を売却することにも、何のためらいもないことでしょう。
このニュースを報じる、テレ東の番組を見ていたら、全国にあるセブン&アイ傘下の百貨店マップが出てきたのですが、愛知県に一つだけある印を見て、「あれ?どこだったっけ?」と思ってしまいました。
春日井西武?豊田そごう?
違います。
春日井西武は現在、ザ・モール春日井という名で営業しており、ウォルマートグループの西友系列となっています。あれ?でも、昔は西武だったよね?と思われるかもしれませんが、春日井西武はその名前の頃から、西武直系ではなく実は西友系列だったのです。
「♪急ごう、急ごう、そごうへ急ごう、大きい、大きい、そごうへ、急ごう~」というCMをオープン時に流していた豊田そごうは閉店され、現在は跡地に松坂屋豊田店が出店しています。
その印は「岡崎西武」です。
この岡崎西武というのが、今となっては実に不思議な存在となってしまっているのです。なんと、イオンモール岡崎のなかにあるのです。
まあ、オープンした当時は、イオンのなかに西武百貨店が入っているという、ただそれだけのことだったわけですけど、西武がセブン&アイ傘下になったことで、イオンのなかにセブン&アイがあるという、非常に微妙な状態になっているのです。
現在は「AEON」のなかに「SEIBU」という表記があるだけですけど、あれが「7i」のマークになったら面白いのになぁ。イオンのなかなのにセブン&アイ。イオンのなかなのにnanaco。なんて。そんなことになるのも、時間の問題?
その前に、業績は悪くないにもかかわらず、「イオンのなかにあるのが許せない!」とか言って、セブン&アイのプライドが許さないとかいう理由だけで、どこかに売却されたりしなきゃいいけどね。
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