パッションフルーツ
和名はクダモノトケイソウ
沖縄からパッションフルーツが届きました。見た目はキウイを少し小ぶりにして、茶色を濃くして硬くした感じですが、皮は分厚く、なかの種ごと食べるといいますか、むしろ種を食べる感じでそのまわりに少し身がついてくるって感じ?ですが、ほんといい香りがしますね。
和名は、時計のように見える花「トケイソウ」の仲間ということで、クダモノトケイソウだそうですが、パッションフルーツとは随分印象が違いますね。
南米ブラジルが最大の生産国
もともとはアメリカ大陸の亜熱帯地域を原産としていて、最近は品種改良されたものが各地で栽培されていて、日本国内で最も生産が盛んなのは鹿児島県なのだとか。東海地方でも岐阜県で栽培されていて、関市の中之保地区の露地栽培は本州最大規模なのだそうです。
届いてすぐ食べると、酸味をしっかりと感じられてジューシーに、追熟をすると酸味が抜けてより甘みが感じられるようになるもののちょっとシワシワに。どちらで食べるかは消費者まかせになっています。
酸味と甘みと食感と
やっぱり、フレッシュな方がいいので届いてすぐ食べることにしました。分厚い皮のなかから、半透明なオレンジ色のゼリーをまとった種がぞろぞろと。
同時に芳醇でフルーティな香りが部屋を包み込みます。一説には精神安定効果もあるのだとか。そう聞いたら気のせいか落ち着いてきた気がしました。
そして種をたべる感じで独特なプチプチ食感。リフレッシュには最高ですね。
何がパッションなんだっけ
このパッションフルーツ、一見すると何の実かわからなくなってしまうおそれがあるからか、ひとつひとつに「パッションフルーツ」というシールが貼ってあって、そのシールがハジケる感じのデザインになっているんですよね。
さすがパッション!と思ったら。
もともと「トケイソウ」を「Passion flower」と呼び、その意味はトケイソウが十字架のように見えたことから「キリスト受難の花」という由来で名づけられたもの。
「情熱」じゃなくて「受難」という意味の「Passion」なのでした。
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