そこにしかない！という強み

写真：明太子パルメナーラ（マリノ）

名古屋を中心に店舗を展開している、「ピッツェリア　マリノ」というお店があります。かつてはそんなに店舗数がなかった印象があるのですが、今では名古屋郊外にとどまらず、ショッピングセンターのなかや、海外にまで店舗を増やしています。

お手軽な金額とは言えない、本格的なイタリアンレストランですが、ジュースがドリンクバー形式になっていたり、デザートが自由に選べるなど、チェーン店らしい構成となっています。

まあ、チーズと小麦粉の原材料費が上がっていますから、わからないのではないのですが、かつてあった、ハガキで割引券を定期的に送ってくれる会員制度を、なぜか個人情報保護を理由に廃止してしまいました。それ以降、足が遠のいている…と言いたいところなのですが…。

このマリノを語る上で、外せないメニューが「パルメナーラ」。パルメナーラは作り方が独特です。何が独特なのかといいますと、茹で上がった麺を、お客さんの目の前で、巨大なチーズのくぼみのなかに入れます。

すると、麺の持つ熱でチーズが溶け出します。そして溶け出したチーズと麺を混ぜ合わせます。チーズが麺にコーティングされたところで、再びクリームソースのなかに。

高いチーズで、高い小麦粉の麺をくるむ。これぞ原材料高！それを象徴するような贅沢な逸品。

マリノはけっして安くは無いのですが、このパルメナーラ食べたさに、たまに訪れてしまいます。やはり、ここでしか食べられない！というメニューがあると、高くても足を運んでしまうものですね。

食べ物に限らず、お店に限らず、そういうものを作り出していかないといけませんね。

あ、真似はいけませんよ。パルメナーラの製法は特許出願中だそうです。