写真:名古屋中エフエムラヂオ放送スタジオ(名古屋・中区)
無音なんです。24時間無音なんです。リスナーに、瞑想でもさせる気でしょうか?
私が気づいたのは、先週の金曜。ラジオ業界が苦しいという話はここ最近よく聞きますけど、いきなり放送が止まった…なんて話は、前代未聞です。その、無音の放送局とは、76.5MHzで名古屋市中区から放送をしているコミュニティ局、「名古屋中エフエムラヂオ放送株式会社」。
この局はかつて「DANVO」という名で、ミニ県域局のようなスタイルで開局したものの、その方向性に行き詰まり、1日わずか数時間の放送となってしまいます。と言っても当時は、24時間音楽は流れており、今回のような無変調ということはありませんでした。
2006(H18)年6月30日、転機が訪れます。DANVOの新・筆頭株主としてweb製作会社のヴォイクスジャパンが登場。ヴォイクスジャパンが全ての番組制作を請け負うことになったのです。その内容とは、24時間ブラジル人向けポルトガル語放送。
ヴォイクスジャパンは、ブラジルの人気FM局である「トランスアメリカ」の、ブラジル国外放送権を獲得し、新たなビジネスモデルを構築しようとしたのです。
そのあたりの経緯は、トランスアメリカインターナショナル放送を取材させていただき、トッピーネットの方に
「日本初・コミュニティFMの新しい形-トランスアメリカ」
として掲載しています。
あれから2年。
さて、なぜトランスアメリカは無音なのでしょうか、それは、筆頭株主であるヴォイクスジャパンのサイトを見れば、何かわかるかも…。
「403 Error – Forbiddenあなたのアクセスは許可されませんでした。」
…。
無音で電波を出すくらいなら、止めてもらえませんかね?その電波を止めていただけると、名古屋でクリアに大阪の「FM COCOLO」が聞けるのですから。
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