岐阜放送の大英断の目的は?

4/6~18:15スタートとなった「ぎふチャンワイド・TOWER43」

この春、テレビの話題といえば、キー局地方局ともに、経費節減ありきの大改編ですが、この地方のテレビ局のローカル改編で、私が最も驚いたのが、ぎふチャン(岐阜放送)の英断です。

これまでぎふチャンでは、ローカルの夕方ワイドを、夕方5時15分から6時10分(月曜は6時30分)まで、東京のニュースに続く形で「ぎふチャンワイド・タワー43」として放送していたのですが…。

この春からは…まあ、キャスターが2人とも局アナとなり、放送時間も全曜日45分間と、経費節減感もあるのですが、何が驚いたって、午後6時15分スタートで、他局のローカルニュースに真っ向勝負することになったのです。

そして、見てみてビックリ。以前この日記にも書きましたが、私がぎふチャンのローカルワイドに抱いていた印象は、「ニュースがオマケのパブ番組」だったのですが、それが払拭されたのです。

これまでは、メインキャスターとは別に、ニュースアナがいて、別ブースからニュースを伝え、そこに記者解説のコーナーが乗っかっていたので、メインキャスターはニュースには関わりませんでした。なので、メインキャスターはパブリシティを伝えるためだけにいるように感じ、そのせいで、ニュースがオマケのような感じに仕上がっていたのです。

でもこの春からは、メインキャスターである尾藤アナがそのままニュースを伝えるので、あくまでもニュースがメインであり、生活情報という名のパブリシティがオマケ、という構成になったのです。

この構成が、そこまで狙った意図的なものなのか、ニュースアナを配置しないための人員削減策なのか…、どっちなのかは…わかりません。

とは言え実際のところ、この夕方ワイドの人員削減により、弾き飛ばされる形で、女性アナウンサーが1人いなくなってしまいましたからね。まさか、伊藤アナに続いて、神保アナまでが岐阜新聞に行かれてしまうとは…。

さて、タワー43に話を戻しますと、よくぞここまで、マンネリからの脱却が出来たものだと、正直驚きました。ぎふチャンに限らず、東京のキー局も、この春は大英断していますものね。やっぱり、お金のためにどうしてもやらざるを得ないとなったら、大きく動く…ということでしょうか。

SEがバシバシ入って、ニュースを伝えるテンポも良く、いい意味で、岐阜放送らしくない番組となった感じがします。でも…これまでの藤村アナの、ほんわかとした番組進行も好きでしたし、神保アナの「まじかるエブリディ」も好きで、よく聞いていたんですけど…ね。

じわじわと、岐阜放送からぎふチャンに、名実ともに移行しているということなんだろうかね。

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