名古屋・栄のデパート「丸栄(マルエイ)」では、20日から23日まで「質流れ品処分市」が開催されています。ブランド品を豊富に揃え、4日間で3億円の売上を目指しています。処分市には全国から約20の質屋さんが集結し、呉服から貴金属まで2万点以上を販売します。
東京・京王百貨店では年に2回、質流れ品処分市が開催されています。今回の丸栄のイベントは、その京王百貨店との連携強化策の手掛かりとなっていて、企画自体はもちろんのこと、質屋さんの紹介も受けています。
かつて名古屋のデパートが4Mと呼ばれた頃、丸栄は高島屋との連携を強めていました。しかしその高島屋は2000(H12)年3月に名古屋へと進出。それまでの連携関係から一転、ライバルとなってしまったのです。丸栄は渋谷109路線を取り入れるなど新たな方向を探り、さらに今回の京王百貨店との連携に至ったというわけです。
丸栄はこの質流れ処分市で新たな客層の開拓を狙います。
このイベントは午前10時から午後7時半まで。最終日23日は午後3時まで開催されています。
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