18日、愛・地球博の総入場者数が当初の目標である1,500万人を達成しました。この日は長久手会場の愛・地球広場で記念行事が開催され、当日来場者のなかから抽選で選ばれた15日にトヨタのプリウスや、ロボット、万華鏡などがプレゼントされました。
これで当初の目標は達成されたわけですが、これで黒字というわけでは決してありません。というのは、全期間入場券での来場者が予想を上回っているからです。全期間入場券は17,500円で期間中に何度でも入れるという入場券で、この券の入場者が増えれば増えるほど、収益は悪化します。一般入場券は4,600円ですから、ほぼ4回分の料金に相当します。つまり、全期間入場券を持っている人の5回目以降の来場は全く収益になりません。
ちなみに、この18日の時点で全期間入場券所持者の平均入場回数は7回、最高は1人で171回入っている人もいます。この1,500万人記念で商品を受け取った15人のうち、7人は全期間券での入場でした。
入場者数という目標は達成しましたが、はたして黒字になるのか。万博の備品はほぼ全て、終了後ネットオークションにかけられるらしいですから、結果が出るのはかなり先のことになりそうです。
コメント