愛知万博のガスパビリオンでぼや騒ぎ

9日の午前10時頃、愛・地球博長久手会場の日本ガス協会が出展する「ガスパビリオン・炎のマジックシアター」で、館内に煙が充満し、観客約300人と、館外で並んでいた約1000人が敷地外へ避難するというぼや騒ぎがありました。

パビリオン2階の機会準備室でショーの準備を行っていた男性出演者が顔に軽いやけどを追いました。「ワンド」と呼ばれる長さ30センチほどの火の出る棒に、フラッシュコットンと呼ばれる、ニトログリセリンを染み込ませたマジック用の綿を詰める作業をしていたときに、何らかの原因で綿に引火したものと見られています。別のスタッフが火を消し止めましたが、男性出演者は病院に運ばれました。

このガスパビリオンは大魔術師のショーという設定で、破門された弟子の仕業によって大魔術師が会場に到着せず、代わりに未熟な弟弟子がステージに立つというものです。今回やけどを負ったのはその弟弟子役の俳優です。

ひょっとしたら、未熟ぶりを熱心に演じているうちに本当に失敗してしまったのかも。だったら将来はリアリズムを追求する俳優として有望かな。という冗談を言っている場合ではないですね。早期回復をお祈りしています。

ガスパビリオンは12日から公演を再開しています。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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