ぎふ長良川の花火大会を名古屋の中日系のテレビが初中継

中日新聞 テレビ欄

岐阜市の長良川河畔で開催される「第2回 ぎふ長良川花火大会」が史上初めて、名古屋のテレビで生中継されました。「2回目にして初中継って珍しくもなくない?」と思われるかもしれませんが、実はこの花火大会の背景には74回もの開催があるのです。

2つの新聞社が火花を散らしていた

2019年(令和元年)まで岐阜市の長良川河畔では毎年2つの花火大会が開催されてきました。

  • 第65回 全国選抜長良川中日花火大会
  • 第74回 全国花火大会 岐阜新聞主催

この2つの花火大会が統合され、2023年(令和5年)に新たにスタートしたのが「第1回 ぎふ長良川花火大会」でした。

岐阜新聞・岐阜放送は毎年生中継をしていた

特に岐阜新聞主催の「全国花火大会」は、岐阜新聞と一心同体である岐阜放送(ぎふチャン)が毎年テレビで生中継。BS11(日本BS放送)と共同制作を行い、ぎふチャンテレビとBS11で同時生放送をし、岐阜新聞・岐阜放送の杉山名誉会長が登場するのが恒例でした。

中日新聞系のテレビでも放送に

中日新聞と岐阜新聞の花火大会が統合され、初開催となった昨年の第1回は金曜日でした。統合されたものの中継スタイルは岐阜新聞の花火大会を踏襲。ぎふチャンが2時間、編成の都合でBS11は1時間でトビオリでした。

そして第2回の今年は土曜日に。19時から2時間の中継を行うぎふチャンとBS11に加えて、中日新聞系のテレビ愛知も共同制作に参加。3局での放送となったのです。テレビ愛知は独自の「岐阜あたりまえトラベル」という煽り番組を設定し、花火中継自体は7時25分からのトビノリとなりました。

あれだけ2つの新聞社が火花を散らしていた2つの花火大会が統合され、生中継も統合に。岐阜新聞スタイルの生中継に、中日新聞側のメディアが乗っかったという構図は、ひょっとしたらこの花火大会の統合の背景を、象徴しているかもしれませんね。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

TOPPY/川合登志和をフォローする
メディア
スポンサーリンク
シェアする
TOPPY/川合登志和をフォローする

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました