手作りして思う岐阜と岐阜以外の別物の栗きんとん同名問題

手作り栗きんとん

栗をたくさんいただいたので秋らしく「栗きんとん」を作ることにしました。と聞いてどんな栗きんとんを思い浮かべるでしょうか。岐阜そして東海地方の方ならあの栗きんとんがピンとくるでしょうけれども、そもそも岐阜以外では「栗きんとんって正月では?」と思われそうです。

同じ名前だけど別物

全国の人が思い浮かべる栗きんとんは、黄色くて黄金色に輝くもので、甘くねっとりとした餡を栗にまとわせたもので、餡には栗だけでなくさつまいもが入っていて、お正月のお節料理に欠かせないものですよね。

岐阜の栗きんとんは茶巾絞り

一方で岐阜の栗きんとんは栗を100%使った和菓子で、ゆでた栗を潰して牛乳をつなぎに練って、茶巾で絞り上げるものです。

東海地方ではこの栗きんとんが秋の風物詩。お節の栗きんとんも知らないわけではないですが、こちらが主流です。

ただ、岐阜でも栗きんとんの製造が盛んな地域でお節料理を注文すると、岐阜仕様の栗きんとんが入っていたりします。

地域性を出したら?

この別物なのに同じ名前問題はインターネットそしてAI時代になかなか難しいことになりそうなので、地域名を入れて特産品アピールを強めて…と思ったのですが。

「岐阜きんとん」…製造が盛んな東濃地域は岐阜意識が低い
「東濃きんとん」…中津川と恵那は納得しても八百津(中濃)が納得できない
「東美濃きんとん」…炎上させる人がいそう

「美濃きんとん」あたりが無難かもですが、東濃は「からすみ」問題も抱えていますし、そもそもそういった名づけで差別化するという意識は低そうですね。「なんでこっちが名前変えないかんの」という気持ちもそりゃそうだと思いますし。

新鮮な栗で手作りした栗きんとんおいしかったです。

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この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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