かつての江戸越えの村にある神社の例大祭と商店街で活気を感じてきました

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 かつて小学生の頃、旅先の北陸でふと見かけたお祭り。そこで感じた情緒と縁。それ以来、旅先でお祭りを見かけると、妙にワクワクしてしまうのです。自分とは本来は縁のないはずの地域のお祭り。縁がないはずなのに、ずっと続いている歴史と文化に触れられる不思議な感覚。

 今回、東京・品川区にある戸越八幡神社の例大祭を見ることができました。

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 東京の下町商店街のひとつ、戸越銀座商店街。東日本で最も距離の長い商店街で、食べ歩きが楽しいことでも知られています。週末には1万人が訪れるといい、普段から活気があります。

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 そんな戸越銀座商店街近くにある、戸越八幡神社。その例大祭が9月8日と9日に行われました。商店街にはぞれぞれの町のおみこしが登場し、法被姿の人たちの声が響きます。背の高いビルの谷間ではありますが、青空が広がりお囃子も聞こえてきて、「これが江戸の祭りかあ」と思わずうっとりしてしまいます。

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 戸越という地名の由来のひとつは、ここが江戸越えの村であったということ。西からやってくると、ここまでが相模国で、戸越からいよいよ江戸。江戸の入口だったわけですね。

 戸越八幡神社にはたくさんの露店がずらり。人であふれかえっていて歩くのもやっと。少し秋の風を感じる陽気だったはずなのですが、人にもまれて汗まみれ。お神輿をかついでいないにもかかわらず、そんな熱気に包まれました。

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 例大祭の大祭式も遠目に見ることができましたし、その間にお参りをすることもできました。幸多からんことを。

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 そして、戸越銀座商店街といえば、マスコットキャラクターの戸越銀次郎、銀ちゃんです。商店街で遭遇することができ、一緒に写真も撮ってもらえました。

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 戸越銀座商店街にやってきたのは3回目になるのかな。以前にも戸越八幡神社にはお参りをしましたし、家族で食べ歩きもしました。人とのご縁も感じましたし、今回は、例大祭に触れることもできて、なんだか、ずっと遠かった、アウェーに感じていた東京、そして江戸を、身近に感じられるようになりました。

 東京にこんな落ち着ける場所があるとは、です。戸越銀座、良い街です。

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