写真:弘也さんの色鉛筆肖像画・個展
※10年4月撮影
ちょうど2年前になりますか、ご縁がありまして、会社勤めの傍ら、色鉛筆だけで肖像画を描いていらっしゃる、弘也さんの個展を見させていただいたことがありました。その絵の柔らかさ、優しさに驚くとともに、ネット上で作品を拝見させていただくのとは違う、
実物の繊細さに驚かされたのですが、そんな弘也さんの作品展が、来週から栄で再び開催されるとのことで、ご紹介させていただきたいと思います。
5月15日(火)から6月17日(日)まで、栄のコーヒーショップ「カフェArtテラス」で開催される、弘也さんの作品展示会では、これまでに、弘也さんが描かれた、色鉛筆肖像画をずらりと見ることができるそうです。
その繊細さに、一体、一枚の絵を描くのに、どれだけの時間がかかるのだろう…と、気が遠くなるほどの作品ばかりなのですが、どの作品も、会社勤めをされながら、日々、少しずつ少しずつ、描きあげられるのだそうで、ひとつの作品が完成するのに、約1ヶ月の時間をかけているとのことです。
女性の肖像画がほとんどでして、一般の方からのご依頼で描かれたものから、モデルや女優さんのものまで、どれも優しいタッチでありながら、色鉛筆だけという、素朴な手法である一方で、その繊細さから生まれる立体感はどこから…。
と思ってお話を伺いましたら、色鉛筆の色使いと濃淡だけで表現するため、白い紙に、薄い色から順々に、もちろん、濃淡をつけながら、次第に濃い色を上に乗せていくのだそうです。
それを、毎日少しずつ、頭の中で計算されながら作業をこつこつと進めていくという、どれも、じっくり描かれた作品ばかりです。絵はどれもそうかもしれませんが、特に、色鉛筆は繊細なタッチだからでしょうか、スキャンされたものや、写真で撮られた作品をパソコンで見るのと、実物を見るのでは、その立体感、躍動感が、全然違います。
ぜひこの機会に、弘也さんの作品に触れられてみては、いかがでしょうか。栄の喫茶店での開催ですので、お買物で出かけた際に、コーヒーなどで一服しながら、楽しめますね。
絵はやっぱり、描き続けることが、上達への近道なのでしょうね。会社勤めをされながらの、これだけの数の作品。前回の個展で展示された作品に加えて、今回、さらに未発表作品も展示されるとのこと。
その絵の優しさとは裏腹に、根っこには、すごく固く、一本通った何かがありそうですね。それが無ければ、ここまでできないですよね。その気持ち、見習いたいと思います。
・カフェArtテラス
(名古屋市中区錦3-15-32・2階)
弘也さんの作品展示は…
5月15日(火)~6月17日(日)
平日 8:30~17:00/土日 10:30~17:00
定休日:月曜日
TEL:052-971-0303
昔、こういうセットに憧れたり、しましたね~。
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