中日新聞テレビ・ラジオお楽しみ特集より
年頭所感をざっと見てみる
このブログでは、様々な角度からこの地方の放送について取り上げていますが、今年のローカルの放送を展望するにあたって、重要なのが元日の中日新聞です。
毎年、地元企業トップの「年頭所感」が掲載され、もちろん、地元放送局のコメントもありますので、それを見れば、この1年のこの地方の放送業界も展望できるというわけです。各社のポイントをチョイスして見てみましょう。
・中部日本放送(CBC)
今秋からはAM放送と同時にFM放送も開始する予定
CBCテレビは生情報番組を更に充実
インターネットや4K・8Kも視野に
→秋からはCBCラジオがFMでも聞けるようになるわけですね
・東海ラジオ放送(SF)
4月1日に開局55周年
FM放送でも同一内容の番組を、秋ごろには放送開始の予定
AM、FM、radikoから好きなものを選んでいただける便利さ
→昨年の年頭所感では「春スタート」となっていましたね…
・東海テレビ放送(THK)
前回の未年にスタートした地デジもすっかり普及
4K番組の制作に挑戦
東海地方の視聴者に愛される番組をお届けする
→根本の番組制作重視方針表明ですね
・名古屋テレビ放送(NBN/メ~テレ)
昨年秋CSにダンスチャンネルを開局
4K番組を既に制作、ハイブリッドキャストへ
未年もウルフィは羊の皮を脱ぎ続ける
→4K番組を既に制作しているアピールとCS放送アピール
・中京テレビ放送(CTV)
3月から「夢と感動の宇宙展」
30年目の「ディスニー・オン・アイス」はアナ雪も
11月にささしまライブ24に新社屋竣工、来秋移転
→事業の紹介連発というところがいかにも中京
・エフエム愛知(FMA)
V-LOWマルチメディア放送を年内サービス開始目指す
中日本マルチメディア放送をJFN6社と立ち上げ
スマホやタブレット、カーナビ向けのデジタル放送
→全編V-LOWの話で現業のFM放送のことには一切触れず
・ZIP-FM
円安・株高の恩恵もあり昨年は久しぶりに前年越え
ラジオとネットの親和性は高い
若年層向け番組とネット活用の仕組みに知恵を絞る
→聴取率トップの次は売上アップという意気込みを感じます
かつては、この欄にテレビ愛知の社長コメントもあったのですが、かつて、瀬戸デジタルタワーの電波の飛びの件についての社長コメントが、当ブログも含め、ネットでクローズアップされた翌年から非掲載となってしまいました。残念です。
さらに、この元日からラジオ欄で変わったことが。
それまで「FM岐阜」と表示されていたところが、「FM GIFU」に変わったのです。
FM岐阜は、これまでの「Radio80」から「FM GIFU」へと、この元日に愛称を変更しており、それが反映された格好です。
しかし不思議です。
かつて旧岐阜FMが清算される前、正式な社名が「岐阜FM」で愛称が「Radio80」だったにもかかわらず、「FM岐阜」という、本来の名称とは逆の名前でずっと表記し続けてきて、会社が清算され、その表記どおりに「FM岐阜」という新会社になったことで、表記はそのまま以前の状態で放置、無頓着なのかと思いきや、今回は愛称変更のその日に、ズバッと「FM GIFU」に変更されたというわけですね。
InterFM NAGOYAなんて、開局から20日間、 ラジオ欄そのものに非掲載でスルーだったりしましたし、
新聞のラジオ・テレビ欄というのは、本当にいろいろな思惑が、新聞社と放送局の関係性が、垣間見えるページなわけですね。
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