名菓 おいでませ 山口(本多屋)
ういろうって言うんですよ
山口県に住む友人がこちらにやってきまして、おみやげを手渡されました。山口の「名菓・おいでませ・山口」。普段なかなか山口のお土産をいただくことはありませんから、とても嬉しかったのですが、そこに一言がありました。「これ、山口の名物で『ういろう』って言うんですよ。ご存知ですか?」と。ほう。そう来ましたか。
ネタですよネタ
もちろんネタですからね。わかっていますよ。かつて小田原と名古屋が「ういろう」の商標をめぐって裁判になったなんて話がありましたけれども、ういろうと言って外せない街がもうひとつ、山口ですね。
かつて山口に行ったときに、お土産売り場で見たういろうの豊富さには、ちょっと驚いたくらいです。
おもてなしの心をういろうで表現
今回いただきましたのは「蕨菓匠 本多屋」の「おいでませ」。おいでませとは山口県の方言で「よくいらっしゃいました」という意味だそうで。これはまた訪れないといけませんね。
本多屋の「外郎(ういろう)」は、山口で室町時代を起源として、約600年にわたって山口銘菓として受け継がれてきたもので、本多屋としては100年と、歴史ある老舗です。
どれどれ、山口のういろうをいただいてみましょう……と、蓋を開けると、そこには3種類のういろうが。「あずき」「抹茶」に「季節の味」。この季節は「黒糖」が入っていました。
季節の味は他にも、春は「桜」、初夏は「抹茶と白隠元豆」、夏は「夏みかん」、秋は「栗」とあるそうです。
食べる人のことをしっかり考えてありますね
開けてびっくり。蒸したての外郎を5本ずつ真空包装。ひとつが食べきりサイズでつるっと食べられます。何これ、おいしいし、すごく食べやすい。食べる人のことを考えてますね。さすがおもてなし、よくいらっしゃいましたのおいでませ。
材料や味はもちろん、その食べやすさ、配慮に驚きました。名古屋の一番足りんとこかなーって。
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