三重テレビでCBCナイター

三重テレビは昔から、東海テレビの制作協力と言いますか、実質東海テレビ制作のナイターを、ナゴヤドームから中継することがあります。

これは、ドラゴンズ戦を少しでも多く放送したいという球団側の思惑と、全国スポンサーに番組差し替えの説得ができなかったという東海の事情と、ナイターを放送することでCMを獲得できるという三重の思惑が、全て一致して実現しているものです。

三重テレビは、開局前から東海テレビとの関係が深いという事情も、実現している理由のひとつだと思っていたのですが、なんと、この28日(日)は、CBCテレビ制作のナイターを三重テレビが流すという、私の知る限りでは前代未聞の珍事が起きました。

かつて、CBCテレビ制作のナイターが、岐阜テレビで放送されたという記憶はあるのですが、さすがに三重テレビで流れたという記憶は私の中ではありません。

しかし、その日の三重テレビは、前々からの予定で、19時から20時55分まで、ジャパネットたかたテレビショッピングの生放送が入っていたため、三重テレビナイターは、18時から19時の1時間と、20時55分からの1時間という、中抜けナイター。

どんな三重テレビナイターになったのかといいますと。解説は高木守道さん、実況は伊藤敦基さん、レポーターは西村俊仁さんと、まさにCBC。

ところが、テロップはCBCのものではなく、いつもの東海の時のような「制作協力:CBC」といった文字もありませんでした。「再び午後8時55分にお会いしましょう」という言葉を残して、19時にいったんナイターを終了してジャパネットに。

しかしなんと試合自体が午後8時半頃終わってしまい、三重テレビどうする!?と思っていると、20時55分に再び、三重テレビナイターが始まりました。なんと画面は5回表。まさか、まさかのディレイ中継です。

そして、途中を飛ばして試合終了までを放送。さらには本拠地最終戦だったため、セレモニーを流します。それでも時間が余り、CBCが作ったと思われる、CBC蔵出し映像による過去の名選手の記録映像まで流れ、完全なるCBCテイストの中継が三重テレビで流れたのです。しかもハイビジョン。

球団とか、新聞社とか、いろいろな事情により実現したのでしょうけど、放送マニアにはたまらないイレギュラーな中継となりました。まさか、これを機に、来年はCBC-三重テレビナイターが増えたりして?

それにしても面白かったのが、途中に挟まれたジャパネットたかたテレビショッピングで高田社長が、「今日はなぜか三重テレビをご覧のみなさんからの注文の電話がとても多いんですよ。」と言ったことですね。

野球を見ていた人が、そのまま通販になだれ込んだ?のでしょうか。「おいおい野球中継しろよ」と思いつつも、高田社長の口上についつい注文の電話をしてしまう。

おそるべし、ジャパネット。

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コメント

  1. ロバうま より:

    僕も三重テレビ見てました!そういえば本来放送する三重テレビニュースなどは17時に前倒しして放送してましたね。

    解説の高木さんや実況・レポーターのアナがCBCという肩書きをふせて放送していたのには何だか笑えてきました!

    ドラゴンズファンからすればサンテレビ並みに野球中継を放送してほしいなぁ~って思います。個人的には三重テレビにもサンテレビのようにスポーツ関係の部署を設置してほしい・・・。

  2. > ロバうま さん

    さすがに、部署としては報道と制作すらわかれてない三重テレビに、スポーツ部署新設は難しいと思いますけど、野球中継に関しては昔みたいにやってくれるとうれしいですね。特に権利の関係でできなくなってしまった、横浜スタジアムの横浜戦はぜひとも復活してほしいところです。CBCからTBSにお願いしてもらえないものですかねw

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