2003年12月18日木曜日に、トヨタ自動車が今年の販売見込みと来年の販売・生産計画を発表しました。今年の販売見込は昨年に比べ10%増の678万台で、フォードを抜き世界2位となることが確実となり、さらに来年は708万台という計画で、5年連続の過去最高となりそうです。
この不景気の中、名古屋は経済が元気。とよくテレビなどでは言われますが、トヨタが牽引役になっている部分は確かに大きいのですが、それ以外を見ましても名古屋は設備投資などが今盛んです。2005年の万博、愛・地球博に向けての道路整備、空港建設、そしてここ最近のマンションラッシュなど。名古屋が元気な理由は、万博関連の設備投資とトヨタの好調さの効果によるところが殆どなのではないでしょうか。
来年末には、万博に向けての設備投資が終了し、マンションも供給過剰が見込まれています。トヨタ自動車も永遠に延び続けるとは思えません。長期的に見れば日本国内は高齢化に向かっています。国内市場を見れば今以上に自動車需要が伸びることはないでしょう。
その時、名古屋はどうなるのでしょうか。今はたまたまこういった要因の恩恵に与ることが出来ていますが、万博が終わった後、名古屋は元気でいられるでしょうか…。
(メルマガ第5号より)
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