中部電力がPHS「アステル」事業からの撤退検討を表明

中部電力は8日副社長が都内で会見し、子会社が展開しているPHS(簡易型携帯電話)音声通信サービス「アステル」事業について、撤退を検討していることを明らかにしました。

中部電力は1994(H6)年にアステル中部を設立、2年後の96(H8)年に事業を開始、当初は吉川ひなのさんをイメージキャラクターにCMを相当数流し、利用者の確保に努めました。

2000(H12)年には中部テレコミュニケーションと合併し、01(H13)年秋には加入者が6万件を越えました。しかし、その後は減少する一方で今年2月末の加入者は約52,000件。中電が社内用の電話をアステルに切り替えるも、焼け石に水の状態でした。

このように現在の経営環境は厳しく、事業の収支は明らかにされていません。

アステルは電力系の会社が運営しているために、営業区域が電力会社とリンクしています。そのため長野県が東京ではなく、アステル中部の扱いとなっているのですが、サービスエリアは未だに長野市と松本市のみ。それって、開業時と全く変わっていないのではありませんか?

私が学生時代、就職活動をしていた頃のアステルは輝いていました。セミナーに行きましたし入社試験も受けました。大人気だった記憶があります。あの頃採用された人たちは今…。

(メルマガ第21号より)

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