先月、南セントレア市のことを取り上げました。南セントレア市とは中部国際空港(愛称:セントレア)の南にある、美浜町と南知多町の法定合併協議会が先月27日に全会一致で決定した新市名です。昨年12月に行った公募では、「セントレア」という意見はゼロだったにもかかわらずです。
ところが両町の住民たちの反発は大きく、さらにこの「南セントレア市」についてニュースが全国で大きく報道されると、全国から「造語は新市名になじまない」「文化や歴史を無視している」といった抗議が500件以上寄せられました。
そして法定合併協議会は9日、南セントレア市という名称を一端撤回し、27日に行われる合併の是非を問う住民投票に合わせ住民アンケートを行い新市名を決定することになりました。
私は思うのですが、この「南セントレア市」という名称は「文化や歴史を無視している」とは思えません。逆に如実に表していると思います。公募を行っておきながら、こういう決め方で新市名を決定するということは、今回に限らずどうせ今までも、民意に耳を傾けず全て密室で決めてしまうという町政を行ってきたのでしょう。だったら胸を張ってこう言えばいいじゃないですか。
「南セントレア市で何が悪い!俺は町長だ!俺達が協議会だ!俺達がルールだ!」
今回、住民を被害者のように言うマスコミもありますけど、そういう町長を選出したのは、当の町民の方々なのですから、それは仕方ないのでは…。
しかし、今回の一件が「セントレア」の売名行為だとしたら、ものすごくうまいと思うのですけど、それは深読みしすぎですね。
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