10月6日にあおなみ線が開業し、ポートメッセなごやなどがある金城ふ頭へのアクセスが飛躍的に向上するというお話は以前からしていますが、その金城ふ頭にアウトレットモールが進出することが決定しました。
開業は2006(H18)年3月の予定で、13600平方メートルの敷地にアウトレット店舗50店と、レストラン3店舗が入る見込みです。ブランド品を中心に扱うとのこと。駐車場も670台分を併設し、年間200万人の集客を見込みます。
名古屋の湾岸開発は、これまでシートレインランドや名古屋港水族館のあるガーデン埠頭を中心に行われてきました。しかし東京や大阪に比べ施設の規模が小さく大きく遅れをとっていました。三重県長島町にある長島観光開発が経営するナガシマスパーランドや、併設のアウトレットモール「ジャズドリーム長島」のほうが集客力があり、この地方の臨海レジャー施設といえば長島という状態が長く続いています。
以前から金城ふ頭をレジャースポット化にしようという動きもあることはあり、1999(H11)年にダイエーが会員制ストア「Kou’s」をオープンするも2年で閉鎖。その跡地に2001(H13)年やすいかぐが巨大家具販売店「ファーニチャードーム」をオープンしていますが、平日は広大な駐車場が過剰設備と思えるくらいです。
ポートメッセなごやでフリーマーケットや同人誌即売会などが開かれる時のみバスでどっと人が流れ込むものの、それ以外の日は人影のほとんどなかった金城ふ頭。あおなみ線の開通とともに、名古屋の臨海レジャースポットになれますかどうか。
ガーデン埠頭には2005(H17)年3月に名古屋港イタリア村がオープンしますし、ガーデン埠頭対金城ふ頭という湾岸レジャー対決が勃発しそうです。しかし今までは水族館に行くなど特定の目的を除いて、名古屋っ子にはふらっと港に遊びに行くという感覚がないだけに、どこまで集客できるかは今後の広報活動にかかっているでしょう。
(メルマガ第46号より)
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