長年放置されてきた計画が万博に向けて急展開・瀬戸菱野トンネルが開通

瀬戸市の新瀬戸駅と、長久手町の「愛・地球博」会場を結ぶ万博道路となる、「瀬戸菱野トンネル」が20日に開通しました。トンネルは上下2車線。

南へ真っ直ぐ走ると菱野団地、愛知県立大学の前を通り万博会場へと繋がります。これで、瀬戸街道から万博会場までが全て2車線道路となりました。

しかし北方向は、トンネルを出た瞬間に1車線となり、さらには名鉄瀬戸線の踏切があるためにもともと慢性的に渋滞していた国道155号とぶつかることになります。現状、昼間はトンネルを通過するのに10分以上もかかってしまいます。

このトンネルは、私が幼い頃から着工はしていたものの、ずっとほったらかしになっていました。調べてみると計画されたのが1966(S41)年、事業着手したのが1979(S54)年、実際に工事に着工したのが1999(H11)年と、万博が決定していなければ、未だに完成していなかったのではないか、という気がします。

今、この状態で渋滞しているのですから、万博開催時には一体どうなるのでしょうか。名鉄電車を高架にすることは不可能でしょうし、このまま万博を迎えるのでしょうね…。私は今まで通り、自転車でも登れないと言われる急勾配で知られる、トンネルを避ける横道を使うことでしょう。

その迂回路は、マニュアル車は途中で止まると発進不可能ですので、トンネルがいくら混んでいても、オートマチックでない車が脇道に入ることは危険です。万博へお越しの際は参考にしてください。

(メルマガ第19号より)

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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