名鉄三河線一部区間廃止のお話その1

名鉄は三河線の碧南~吉良吉田間(16.4km)と猿投~西中金間(8.6km)を4/1に廃止することとしました。近年、名鉄は相次いで不採算路線を廃止していますが、私はそれほど鉄道に興味があるというわけでもないので、今までは特に見に行くことはありませんでした。

しかし、かつて学生時代猿投地区でアルバイトをしていたこともあり、三河線の猿投~西中金間の廃止についてはちょっと思うところもあり、廃止の少し前に乗車してきました。

猿投駅に到着すると、ホームにはたくさんの人。鉄道マニアだけではなく廃線を惜しむ地元の人がたくさん詰め掛けていました。やってきたレールバスは2両。通常はワンマン運転なのですが、到着した車両からは溢れんばかりの人が降りてきました。

名鉄もこの日はそれを想定してか3人の乗務員を配置していました。ディーゼルで大きな音を上げながら、窓から手を出せば枝にぶつかってしまうのではないかと思う山間を走るレールバス。

今にも落ちてしまうかのような細くて囲いの無い鉄橋。確かに風情はあるのですが、1時間に1本という運行状況で不採算なのであれば、バス代替でも問題ないのだろうな、と思えてしまいます。

かつては西中金からさらに足助まで延長する計画もあったそうです。相当昔の話ですが。以前は電化されていた路線だったらしいのですが、1985(S60)年にレールバス化されたときから地元では廃止を危惧していたそうです。

この日は廃止が目前ということもあり、西中金まで通勤電車のような混みようでした。普段からこうなら廃止になることも無かったのでしょうけど…。

せっかくだからすべての駅を見て回ろうか、しかし1時間に1本の運行では猿投~西中金間すべての駅で降車して次の列車に乗ろうとすると3時間以上もかかってしまいますし、周囲に何も無いそれぞれの駅で、さすがに1時間の時間を潰すのは困難だと思い、私は終点の西中金から猿投まで歩いてみることにしました。そして撮影してきた写真がこれです。






3時間はかかりませんでしたが、結局似たような時間かかってしまいました。翌日筋肉痛になったことは言うまでもありません。これらの駅の中で、私が特に思い入れがあるのが三河広瀬駅です。その話はまた今度。(その2へ)

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