来月17日に日本で5番目の国際空港として愛知県常滑市沖に開港するセントレアこと中部国際空港。このセントレアという愛称は、中部(CentralJapan)の空港(Airport)という意味で作られた造語です。馴染むかどうかについては賛否両論があったものの、横文字が大好きな名古屋らしい発想と言えます。
ところで、このセントレアの南にある美浜町と南知多町の法定合併協議会が27日に、驚くべき決定をしました。それは新市名です。この地域はかつて観光産業で栄えていましたが、現在はそれも下火になり、この新空港・セントレアとともに生きていくしかありません。そこで合併協議会が全会一致で決定した新市名は…。
「南セントレア市」
!!!
カタカナの入る市名は南アルプス市に次いで、国内2番目…とかそういうことよりも、このセンスは一体…。しかもさらに驚いてしまうのが、合併協議委員による案は他に、「セントレア市」「遷都麗空市」があったとのこと。昨年12月に行った公募では、セントレアという候補はゼロだったにもかかわらず、委員は全会一致でセントレアを新市名とすることを決めたことに、地元の住民も困惑顔だそうです。
しかし…。「遷都麗空市」で「セントレア市」と読ませるというのは、もはや暴走族の落書きレベルだと思うのですが…。まあ、この南セントレア市は、北名古屋市よりもさらにインパクトがあることに間違いはありません。今後、愛知県内の市町村合併はインパクト合戦になる可能性があります。さらにこれを上回るインパクトのネーミングを期待したいものです。「世界のトヨタ市」とか「イチロー市」とか?
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