2014今年も見てきましたポケモン映画

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スペシャルポケモントレッタ ディアンシー

Pokemon the movie XY 第1弾

7月19日(土)から公開となり、初日とその翌日の観客動員No.1を記録した、今年のポケモン映画見に行ってきました。昨年秋にゲームの新作「X」「Y」が発売され、
それに合わせてアニメも新シリーズ「ポケットモンスターエックスワイ」となり、キャラクターもポケモンも新しくなっての映画第1弾。

特に今作のテレビアニメは、女の子のポケモンファンへの訴求を高めるためか、女の子キャラクターのセレナの、主人公サトシに対する心理描写が、これまでのシリーズとは異なっており、映画もそのあたりに注目して、見てきました。

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映画の内容について、ネタバレはしないように書きますが、まだ、映画を見ていない方で、事前情報が不要という方は読まないでくださいね。

ピカチュウ、これなんのカギ?

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短編作品は、復活して今回で3作目、続いているということは好評なようですね。今回の脚本は、映画は初登場の冨岡淳広さん。テレビアニメではシリーズ構成、脚本を担当されていますね。

サトシたちと別れて、ポケモンたちが遊ぶうちに、ドタバタに巻き込まれていくという、ポケモン映画初期の短編映画スタイルで、原点回帰という印象を受けました。

ハリマロンのお約束な大失敗、「え?キミはかわいい系だっけ?」と思う余地を与えないルチャブルのポーズキメ、ニャースたちとダークライの対面するところもいかにも。得意気なピカチュウの失敗をゲストキャラのビクティニが助けたり、チゴラスとの勘違い大ゲンカからの仲直りドタバタ、マナフィ、ジラーチ、アマルス、シシコ、オンバットとの交流、クレッフィの焦り具合も見どころでしたね。

そして良かったのが音楽。かつての「おどるポケモンひみつ基地」を思わせるような、音楽とドタバタの融合といいますか、テンポが実に良かった。すごく音色が全体的に優しいんですよね。パステル調の音楽といいますか、聞いてるだけで心が穏やかになれそうでありながらも、ちゃんと感情が音楽についてくるという感じ。

極めつけはエンディング、たまらないですねあれは。そんな絵のタッチで、ケロマツとルチャブルはその表情かよ!というツッコミどころも最高。

前回のような映像表現、前々回のような異世界設定もいいのですが、やっぱり、ちゃんと本編と世界観につながりがあって、しかも、それぞれのポケモンの個性、性格がしっかりストーリーに反映されてるところが、今回ほんと良かった。そこはやっぱり、テレビアニメのシリーズ構成をされてる冨岡さん脚本の魅力でしょうか。

あとはやっぱり、ニャースに違和感を感じずに済んだというのが、一番かな。ベストウイッシュのときは、ニャースが本編ではシリアスな設定になっていたので、ドダバタ短編に絡む違和感が大きかったですからね。ほんと、音楽良かったんでサントラ買おうと思います。

破壊の繭とディアンシー

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今回はカナダの東部がモデルということもあって、雄大な自然の景色の美しいこと。そんな世界を舞台に繰り広げられるストーリー。この映画の魅力はまさに、ディアンシーの魅力ですね、やっぱり。

前々作のケルディオと性格も目的も全く違うのですが、同じような意志を感じさせます。ところがそこは女の子、しかもお嬢様設定ということで、最初は「何このポケモン」と思わせる要素からの、次第に感情移入させていって、最後には「ディアンシーがんばれ!」と心の底から思わせる展開。

途中、ブイゼル好きの私としては、船上のシーンが最高でした。ブイゼルとフローゼルの大群!これはたまりませんね。映画でブイゼルが大活躍するだなんて!ぜひまた、サトシのブイゼルの活躍が見られる日を、薄い薄い期待ではありますが楽しみにしています。

そして、手に汗握る逃避展開からの、あのディアンシーのサトシへのダイブ、抱き寄せて笑顔、あれはもう反則です。ゲストポケモンとレギュラーキャラクターの心の交流がどこまで描けるかで、感情移入の度合いは変わってくると思うのですが、

今回はサトシだけでなく、ショッピングのシーンでの、セレナとユリーカとの心の通い合い。服の試着をすることでの、見た目のあり得ないかわいさを表現、女の子同士で買物をすることで得られる他には変えがたい時間、あのシーンで本当にぐっと、ディアンシーに心惹かれるとともに、なんとかして、目標を達成してほしいという、応援モードにスイッチが入れられます。

そのあと、物語はクライマックスへ。

最後の最後、余計(笑)なエピローグが実によかったですね。それいらないでしょ!と思わせつつも、全員がハッピーエンドというね、あの感じ、昔見た、湯山監督のテレビアニメを見たときに抱いた感情と同じものを再び得ることができました。

セレナ、ユリーカという新キャラクターがいたからこその、このディアンシーですね。エックスワイシリーズ、これは、今後の映画も期待できますね。来年も楽しみです。

ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー&ピカチュウ、これなんのカギ? ミュージックコレクション(初回生産限定盤)(DVD付)

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