ムカムカのサントラCD
デジタルリマスターなんですね
今は「日5」と呼ばれている、大阪の毎日放送が制作しているアニメ放送枠ですが、その事実上の1作目が、今回初DVD化となった「ムカムカパラダイス」です。
ムカムカパラダイスは、いがらしゆみこさん・芝風美子さんの原作で、商店街のペットショップにやってきた卵から生まれた、恐竜の赤ちゃん「ムカムカ」が巻き起こす騒動を中心としたドタバタストーリーで、ややバブルの残り香も漂う作品です。
「ムカムカ」はいつも「ムカムカ!」と怒った顔で鳴きますが、時にその表情のままデレることもあり、元祖動物系ツンデレアニメともいえます。
当初は商店街を舞台とした、日常系のストーリーでしたが、途中から恐竜の時代にタイムスリップし、ムカムカのなかまたちも登場するファンタジーな世界観になったことは、評価のわかれるところですが、
もとは1990(H2)に出版され、93(H5)年に映画が公開されたジュラシック・パークからの恐竜ブームに乗っかったところがありましたから、子どもの冒険心をそそったという点では、恐竜の時代へのタイムスリップは必然だったのかもしれません。
人間のキャラクターたちも自然体で、純粋に子ども向けで作られているところも、安心して子どもたちに見せられますね。むしろ、触れさせたい作品だと思います。
放送されたのは1993(H5)年9月からの1年間。
キー局である大阪の毎日放送や、東京のTBSでは土曜日の午後6時に放送されました。
この枠は、少し前に番組が打ち切りなり、OVAをそのまま放送して繋いでいた時間帯であり、現在は「日5」となっている「土6」としてMBSが制作したアニメとしては第1作になります。
これは余談ですが、名古屋では土曜午後6時が「CBC土曜ニュースワイド」であったため、1週間後の土曜午後5時に放送されており、音声信号の切り替え制御ができなかったのか、本編がモノラルであったにもかかわらず、CMをステレオで放送する必要があり、30分間ステレオパイロットがつきっぱなしという状態で放送されたり、
「キンコーン♪このあとはニュースの森」というクロスプラグを一度間違えてそのまま放送してしまったりと、CBCらしからぬ荒い放送となっていたのも印象的でした。
ムカムカパラダイスはこれまでVHSビデオではリリースされていた…といっても途中まで、DVD化はされたことがなく、原作者が…だからかなあ…なんて思っていましたがそうでもなかったようで、この12月にデジタルリマスターで初のDVD化となっています。
12月24日に第1弾が定価税抜20,000円で、ベストフィールドから発売です。第2弾は来年1月30日発売で、全2巻の構成です。
ムカムカパラダイスは、オープニング・エンディングも含めて、サントラのテンポがとてもよくて、思わずウキウキする世界観もその音楽によるところも大きいですね。
サントラCDも持ってますし、ムカムカのぬいぐるみも買ってしまうほどに当時好きでした。
今も、ぬいぐるみは大事にしてます。
DVD化の一報を聞き、思わずわが子・コトピにムカムカを見せたら…興味を示しているようです。
これは、買わないと。
コメント
はじめまして。Twitterからきました(^∇^)ムカムカパラダイスは大好きなアニメで最終回は異世界から帰還したのにどことなく日常へ戻った切ない最終回でしたね。おお!このムカムカぬいぐるみはわたしも持っています。大きいのと小さいサイズが今もありますよ~♪
>ドスドスかあさんさま コメントありがとうございます
Twitterからのご訪問ありがとうございます。
そうですね。それまでの異世界のドタバタから、急に日常に戻って終わり、
というあのあっけなさは切なさがありましたね。
今もムカムカをお持ちなんですね。ほんと、懐かしいですし、
楽しいアニメでしたよね。