可児のカーマで「カニカーマ」と呼べるのもあとちょっとかな

まだまだ看板はカーマホームセンターのまま

　3月1日付で、それまでの「カーマホームセンター」から「DCMカーマ」へと社名を変更したカーマ。その社名変更に先駆けて、2月以降順次、店舗の看板を「カーマホームセンター」から「DCMカーマ」へと架け替えているカーマ。

　そのあたりの事情につきましては、社名変更発表時に記事にしています。
⇒「カーマはホームセンターの代名詞なのに「カーマの名前が消えることも辞さない」」

　行く行くはDCMという店舗名を浸透させ、カーマの名を消すことも…という、エディオンのような構想が描かれていますが、果たして。

　地元の人の間では、他のカーマ店舗と比べても価格設定が安いと評判の、「カーマホームセンター可児店」このお店は駐車場や建物がいくつもに分かれているので、それほど規模が大きい印象を受けませんが、実際に訪れてみると、カーマのなかでも充実している方です。

　6月に入ってから寄ったのですが、看板はまだまだ、今までずっと親しんできた「K」マークと、カーマホームセンター可児店の名称のまま。

　これならまだ、可児のカーマで「カニカーマ」と呼べます。誰も呼んでませんが。

　カーマの店舗網を見ますと、岐阜県の中濃地区にはカーマは1店舗しかありません。多治見方面に出るとDCMカーマ21多治見店がありますが、西は岐南町までありませんし、南にある犬山店は小さいカーマなので、このあたりでカーマといえばここしかないのですが、実はこのあたり、ホームセンター激戦区なんですよね。

　なので、他のカーマよりも安いと評判なのでしょう。

　東海環状道の可児御嵩インターあたりんは、カインズホームにゲンキー、今渡にはホームセンターバロー、広見にもホームセンターバロー、さらに可児市内には、小型店舗も含めるとゲンキーがなぜか5店舗もあり、加えて、美濃加茂市にもたくさんのホームセンターがあるのです。

　ゲンキーはドラッグストアであってホームセンターではないだろう…という声もおありかとは思いますが。

　そして、ケーヨーデイツーはそんな激戦区に嫌気がさしたのか可児からは撤退しています。

　ちなみに、古くからの可児の住民の方に「ホームセンターといえば？」聞くと、真っ先にあがるのが「フジヤ」なんですよね。

　これが愛知県だと「カーマ」になるはずなのですが、「フジヤ」なのです。

　フジヤホームセンターとは何か。

　実はフジヤとは、地元のスーパー・バローによって買収されたホームセンターで、ホームセンターバローに改名する前の名前なんですよね。もう何年も経つのですが、ホームセンターバローのことを「フジヤ」と呼ぶ人は多いのです。

　可児のカーマはなぜなかなか看板を架け替えないのか？「あれ？カーマじゃなくなっちゃった？」と客離れを起こさないため？いや、フジヤがバローになっても旧名で呼ぶほど定着してるわけだから、名称変更にそれほど恐れをなさなくても…？という気もしますが。

　まあ、実態は、ただ後回しになってるだけでしょうけれども。

　まだまだしばらくは「カニカーマ」ですかね。