竹屋のベビーシュー(竹屋)
子どものころからよくあったシュークリーム
最近ではスーパーやコンビニでさまざまなスイーツが売られ、そのバリエーションの豊富さに驚くばかりですが、スーパーでふと、子どもの頃から親がよく買ってきてくれたよなあ…と、感慨深く思うのが、シュークリームです。特にベビーシューは、一度に食べる数を制限することで、親としては、数日に渡ってシュークリームをおやつとすることができ、効率も良いものでした。
そんなベビーシュー、ふと、どこで作ってるんだっけ?と思ってみると「竹屋」の文字。
そういえば、そんなに意識することはなかったですけど、言われてみれば、親が買ってきてくれた定番のシュークリームやエクレアといえば「竹屋」でした。
名古屋のおやつは三重が支える?
竹屋の工場があるのは三重県の菰野町。こういった洋菓子に限らず、ベビースターのおやつカンパニーや、おにぎりせんべいやピケエイトのマスヤ、肉まんあんまんの井村屋など、名古屋っ子が幼い頃から触れてきたおやつの三重県率の高さは驚きます。
三重県はそれこそ、伊勢神宮の参拝客へのもてなしを中心に、古くから和菓子もたくさんの名物があったことが、この三重のおやつ文化の起源にはあったりするのでしょうかね。
もちろん、エクレアといえばタカラブネだったり、アンデイコだったりのイメージもあるのですが、やっぱり、小さい頃から家によくあったのは「竹屋」という印象です。
あれ?菰野町なの?四日市じゃないの?
さて、この「竹屋」のホームページを見てみますと、シュークリームやエクレア、プリン、ゼリーと、おなじみのおやつが掲載されています。本社・工場は四日市市とのことで。「あれ?でも、パッケージには菰野町って書いてあるよね?」と思ったら…。
竹屋はちょうど、四日市市と菰野町の境目にあって、本社・工場の敷地内を市と町の境界線が走っているのです。
こういう場合って、納税はどっちになるんですかね?面積で按分するの?なんて、余計なことが気になったり。
食文化創造カンパニーとは大きい
この竹屋、キャッチフレーズが「食文化創造カンパニー」となっていまして、シュークリームとエクレアとゼリーで、食文化創造とは大きく出てるな…と思ったら、それだけじゃないんですね。
ミスタードーナツや、ケンタッキーフライドチキンのフランチャイジーとして、桑名から伊勢、伊賀地域と三重県内で広く展開しており、1975(S50)年に三重県下初の「外資系ファーストフード」として、ミスタードナーツ三重県1号店を四日市にオープンして以降、20店舗以上を展開するに至っています。
さらに、OEMもやってるんですね。つまり、どこかの外食チェーンや、どこかのブランドのシュークリームとかが、実は竹屋製ということがあると。
その背景があっての「食文化創造カンパニー」なわけですね。
これからも、スーパーでふと竹屋のベビーシューを見たら、やっぱり買ってしまうでしょうし、子どもが大きくなったら「今日は5個だけだよ!あとは明日!」と、親に言われたのと同じことを言ってしまうことでしょう。
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