菓舗ゑびすや(名古屋・西区)
商店街に連れて行ってみよう
自分は新興住宅地で育ったのですが、昭和後期当時の新興住宅地というのは今とは逆で、大型スーパーではなく、商店街が整備されていて新しいはずだったのに懐かしい印象があります。
そんな、商店街が身近なところで育ったものですから、子どもと一緒に商店街をぶらぶらしたいという気持ちがありまして、名古屋でいかにも商店街…と言ったらやっぱり、円頓寺です。行ってきました。
円頓寺商店街に注目が集まっています
名古屋で商店街と言いますと、若者から年配の方まで幅広い世代・趣味の人々が集い、観光地のような扱いにもなっている「大須」の印象が強いですよね。確かに、存在感や知名度では圧倒的に大須なわけですけれども、昔ながらの商店街という印象が残っているかというと、ちょっと違うのですよね。
一方で、かつてはものすごい盛り場として栄え、由緒もある繁華街であったものの、少し前までは衰退激しいと言われていた「円頓寺」。ところがここ最近、注目が集まっているんですよね。名駅から徒歩圏内でもあり、新しい店も増え始め、名物喫茶店が旅館に生まれ変わった?など、話題に事欠きません。
商店街といえばここが魅力ですよね
昔ながらの郷愁もありつつも、少しずつ活気を取り戻している円頓寺。家族3人で歩いてみました。娘にとっては初商店街です。まあ、まだ1歳にもなっていないので、記憶には残らないでしょうけれどもね。
気になっていたのは、おせんべいの「菓舗ゑびすや」
テレビで紹介されていた手作りのあられが、ほんとおいしそうだったのです。このお店は1948(S23)年から続くお店。ここ最近はテレビで取り上げられることも多い、円頓寺の名物店です。
あられはおいしいのはもちろんのこと
お店に訪れた時間が午後4時頃だったため、既に売り切れの商品もあって買えなかったものもあったのですが、いただいたのは「特製ゑびすあられ」
しょうゆ加減が本当に絶妙。海苔の風味もしっかりと生きていて、買いに来た甲斐がある逸品です。
さらに、お店のお母さんにたくさんとお話をさせていただけて、その時間も楽しかったですね。初対面にもかかわらず、親戚の店に遊びに来たような。
子ども連れで商店街を歩くと、これまでの商店街の魅力とはまた違った「優しさ」と「なじみ感」を感じることができるとは思いませんでした。これまで知らなかった名古屋の魅力を、娘に教えてもらっているという感じです。
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