名城線の環状化で便利になった名古屋市の地下鉄、今回は次の延伸の話題です。20日に内示された来年度予算財務省原案に、名古屋市の地下鉄延伸着工の事業費が盛り込まれたと名古屋市交通局が発表しました。
今回事業費が盛り込まれたのは、名古屋市営地下鉄6号線、通称桜通線の天白区野並と緑区徳重間4.2キロで、これにより2009年着工予定が来年度着工へと前倒しされることとなり、当初の想定である2014年よりも大幅に早く開業できる可能性があります。
延伸区間の建設費は1168億円で、現在終点の野並駅から、鳴子北、相生山、神沢、徳重駅が設置され、1日46000人の利用を見込んでいます。
緑区には現在地下鉄が走っておらず、この延伸によって緑区に初めて地下鉄が通ることとなり、名古屋市全16区中15区に地下鉄が行き渡ることになります。
残るは守山区、なのですが、昔は守山区に地下鉄が走っていないことについて、守山区の南側には矢田川が流れていて、その地下に鉄道を通すのが困難だからという伝説がありましたが、現在守山区内に駅は無いものの名鉄小牧線が矢田川の地下を通っており、その伝説はあっさり否定されました。しかし、矢田川の地下を鉄道が走ることができることは証明されたものの、守山区へ地下鉄が延伸される計画は無くなりました…。守山区へは日本初のガイドウェイバス・第3セクターのゆとりーとラインでどうぞ。
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