電波は停まっても設備はそのまま

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可児市・美濃加茂市をカバーするコミュティFM局、「FMでんでん(かにかも放送)」の電波が、何の告知も無しに、今月より止まっているという記事を先日アップしました。

電波も停まったFMでんでん-かにかも放送

では、電波を送信する設備はどうなっているのかと、FMでんでんの電波を発射している、

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可児市の下恵土公民館へと行ってきました。「公民館の屋上なんかから電波出してるの?」と、思われるかもしれませんが、地図上で見るのとは違い、下恵土公民館は、急坂を上った、見晴らしの良いところにありまして、

FMでんでんはここから、八木3面にて、可児市と美濃加茂市の全域に向けて、20wで電波を発射しています。いや…して「いました」。

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外から見る限りは、設備はそのままになっており、いつでも電波の発射は再開できるような状態に思えます。また、かにかも放送の本社がある、ケーブルテレビ可児の社屋にも、いまだ「かにかも放送」の文字は残されており、同社が運営していた、閉店したレストランの看板は裏返っていたものの、FMでんでんのパネルもそのままになっていました。

番組制作が終わり、電波が止まったにもかかわらず、何も発表が無い。実は、水面下ではどこかに免許に免許を譲渡しようとしている?いや、逆で、どこかが免許を譲受しようとしている?

まあ、どちらにしろですね。これだけ「ミソ」の付いた、FMでんでんを、どこかが引き継いで再開したとしても、そのボロボロなイメージを払拭するには、相当な期間と、大胆なアイデアが必要になるんじゃないですかね。局名を変えるくらいの。いや、それだけでは済まないか…。

放送局は免許事業です。可児市と美濃加茂市をカバーする公共の電波が、事実上放置状態になり、災害時に何も役に立たず、それをきっかけに電波も止まった…。可児市民はどう思っているのでしょうか。というわけで、可児市民であります、ウチの相方に聞いてみますと…。「正直、まあいいわ。」

そりゃそうだ。相方はあの豪雨の時、おとなり犬山市にある、愛知北エフエム放送「まちの放送室」の、キメ細かな災害情報を聞き、驚いたそうですから。それに比べて…可児川が氾濫したのに無音…ですからね。

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