子どもたちに発表の場を…地域放送局×商業施設×イベント会社の共同プロジェクト第2弾開催

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ラスパ御嵩(岐阜・御嵩町)

子どもたちの発表の場を活性イベントに

 ゴールデンウィークも終盤の7日、旧中山道の宿場町風情が色濃く残る岐阜県御嵩町にある商業施設で、子どもたちの演奏会イベントが開催されました。

 開催された商業施設は「ラスパ御嵩」。ユニーが運営するアピタ御嵩店と68の専門店からなるショッピングモールで、ユニーのなかでも若い世代に特化した「ラスパ」業態となっており、周辺の施設との差別化を図っています。

 そんなラスパ御嵩を舞台に、地元の子どもたちに発表の場を…と、昨年の11月から始まったプロジェクト「Rararaフェスタ」。

 初回はキッズダンスでしたが、今回は演奏会。地域の企業がタッグを組んで、子どもたちの発表の場を楽しめるイベントに変える、経済効果をもたらすイベントに変える…その取り組みとは。

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地域の企業5者が賛同して

 この「Rararaフェスタ」は、商業施設のテナントである「ラスパ御嵩専門店会」と「アピタ御嵩店(ユニー)」、この地域でデザイン・映像・イベントを手がける「株式会社トイ・ファーム」、ケーブルテレビ局「CTKケーブルテレビ可児」、地域ラジオ局「FMらら」の賛同5社によるイベントです。

 「楽しいイベントを子どもたちと創り、イベントを通じて、宝である子どもたちを応援!!」がメインテーマ。

 今回は「ら・ら・ら キッズ演奏会」と題して、ピアノ・ハープ・大正琴と、様々な演奏を子どもたちが披露するものです。

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「ありがとう」を伝えるパフォーマンス

 まずは演奏会に先立ち、この地域で活躍している「女筆人(おんなふでんちゅ)」北濱美穂さんによるパフォーマンスです。

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 この日は母の日を翌日に控えており、テーマにもぴったりのパフォーマンスは、集まった多くの人の心を捉えていました。

 また、その後に展開される子どもたちの演奏会も、まさにその、家族への感謝あってこそのものであるとともに、親にとっても、子どもが育っていくことに感謝ですものね。

演奏会は盛況のうちに

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写真はセッティング中

 ゴールデンウィーク期間中ということもあり、また、セールも行っていたためにラスパ御嵩自体のお客さんも多かったなかで、子どもたちによるピアノ・ハープ・大正琴の演奏は注目を集め、ステージ前には多くの人が集まったほか、吹き抜けの会場を上から見下ろす2階からの観覧者もたくさんで、発表会とはまた一味違った、子どもたちにとって大きな経験になったのではないでしょうか。

 また、かわいらしい子どもたちが真剣に物事に取り組む姿を見守る、地域のご年配の方々の視線も優しく、逆にその子どもたちの真剣な姿が、観覧者の「癒し」にもなっているように見受けられました。

理想だけでなく現実だけでなく

 この「Rararaキッズ演奏会」のもようは、地域ラジオ局「FMらら」で3時間に渡って公開生放送されました。

 電波では地域限定のラジオ局ですが、アプリでは国内全域どころか、世界中どこでも聴けるようになりましたから、出演されたお子さんの遠く離れた、たとえ外国に住まわれている親戚の方も、ライブでお子さんの演奏を聴くことができるというのが、まさに時代の最先端ですね。

 さらには、ケーブルテレビでも後日放送されるとのことで、ラジオは生で、テレビはあらためて本人も含めて家族で一緒に見ることもできる、ダブルの放送形態となっていました。

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 ただ、子どもたちにイベントの場を提供して「楽しかったね」では、やっぱり長続きしません。それを商業施設の集客に結びつけて、経済効果を生み出してこそ継続できるものになるはずです。

 まだ2回目ですが、されど2回目。異業種が一体になって地域を盛り上げ、なおかつ楽しく、ちゃんと商売にもなる、「Rararaフェスタ」の取り組み。1回で終わらず、2回目に繋がりましたが、とはいえ、まだまだこれからです。全国から注目される事例になるほどに長続きすれば、それだけ地域の子どもたちとその家族に幸せを届けることになるわけですから、これからも挑戦は続きます。

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