青ヶ島屋(東京・新宿区)
焼酎が飲める人にはさらにたまらないでしょうね
この春、西新宿にオープンしたばかりという、東京の離島・青ヶ島の味をいただけるお店に行ってきました。青ヶ島といえば、周囲をぐるっと壁のように囲まれた島で、青ヶ島村は、日本で一番人口が少ない村でもあります。東京都とはいえ、東京都心から距離にして358km、八丈島からも70km。
船なら、竹芝から八丈島まで10時間、八丈島から青ヶ島へは2時間半。空路なら羽田から八丈島まで45分、八丈島から青ヶ島へはヘリで20分です。そんな東京の島のおいしいものいただきました。
おさしみの盛り合わせは3つの味で、赤身は特製のタレ、そしてしょうゆにレモン塩。どれもおいしかったのですが、キンメダイもたまりませんし、脂のよくのったタチウオ最高でした。
ほくほくのじゃかいもに、特製の塩辛をのせて。あしたばのかき揚げもさっくさく。コロッケもおいしかった~。
青ヶ島といえば焼酎なんですよね。私は下戸なのでいけませんが、青ヶ島の焼酎は、同じ銘柄でも、作ってる杜氏さんによって味が違うそうで、焼酎のメニューに個人名が書いてあるのが面白かった。もちろん、その杜氏の名前で注文する形になります。その違いを楽しむのも、焼酎好きの方には面白そうですね。
酒盗が衝撃でした。あれほどまでに個性的な酒盗は初めてでした。
そしてくさや、隣のテーブルの方が注文されていたのですが、漂ってくるあの香り、すぐにわかりますね。お店の方によると、どこの島で獲れたものかによって、くさやの香りレベルも違うのだとか。以前、テレビの特集で見たことはありましたけど、周囲を囲まれた独特な景色。そしてこのおいしい食べ物、行ってみたくなります。
とはいえ、島の付近は黒潮が激しく、船の就航率は6割弱とのこと。なかなかハードルが高いです。東京都青ヶ島村。郡名はありません。郡名が無いのは、伊豆諸島全体のことなので、特に青ヶ島がというわけではないのですが、実はこの青ヶ島村には、集落名など地名はあるものの、正式な住所が無いんですよね。
青ヶ島のなかの住所は全てが「東京都青ヶ島村無番地」
郵便屋さんは、名前で家の場所を覚えるしかないという。いくら人口が171人、世帯数110といっても、すごいことですね。いつか、行ってみたいなあ。
コメント