名古屋だけ放送番組が異なる場合の案内例
おことわりテロップに新たなバリエーションが登場
名古屋でテレビを見ていますと、必ずしも東京と同じ時間に同じ番組が放送されるわけではなく、特に野球中継のシーズンは、ゴールデンタイムであっても、名古屋では、東京のテレビ番組よりも、中日ドラゴンズの試合の中継が優先されるため、
その時間に東京で放送されている番組は、名古屋では後日あらためて放送されることになります。その際の「おことわり」表示に、新たなパターンが登場しました。
これまで、そういったいわゆる「遅れネット」の際に表示されるテロップと言えば。
「録画放送のためプレゼントは無効です」
東京で放送された際に、プレゼントの告知があった番組で、名古屋で放送される時点ではもう、締め切りが過ぎているという場合に出るのがこれです。
「この番組は関東地区で○月○日に放送されたものです」
番組内で、他の番組やイベントの告知があった場合に、既に名古屋ではその番組やイベントが終わってしまっている、そんなときに表示されるのがこのテロップです。
名古屋でテレビを見ていますと、これらのテロップに遭遇することは多く、子どもの頃からずっと、よく目にしてきました。
一時期、TBSテレビが午後7時台に報道番組を放送していた際には、名古屋だけ途中で報道番組を終了して野球中継に切り替えるため、
冒頭に挙げたような、他の地域ではCMの後のニュース項目の告知が表示されているところに、名古屋では「ご覧のチャンネルではこのあと『中日vs阪神』戦をお送りします」というテロップが出るなんてこともありましたが、その7時台の報道番組は1年間であっさり終わったため、このテロップは1シーズンしか見ることはありませんでした。
そんななか、
こういったおことわりテロップに、新規加入があらわれました。それは、
「(録画放送のため)データ放送は実施していません」
関東など全国で放送された際には、地上デジタル放送の新機能である、データ放送を使った企画が連動していたわけですが、録画で流す名古屋では、その企画が連動できるわけもなく、放送ではデータ放送の告知があるのに、実際にはデータ放送は実施していないという状況が生まれるようになった、というわけで、このテロップが出るようになったと。
名古屋では伝統のこの「遅れネット」、案内テロップも伝統芸ばかりかと思いきや、地デジ時代になり、新たなバリエーションが生まれましたね。
コメント
ご指摘のテロップ表示、高知あたりでもよく見かけます。
高知では90年代半ばまで民放2局時代が続き、3局となった今でも遅れネットとなっている番組は少なくありません。さすがに、名古屋のような野球中継による番組差し替えはありませんが。
「データ放送連動ではありません」の表示も、NHKが四国ブロック向けに制作している番組でリアルタイムアンケートを実施した場合、その再放送の時に見かけました。確かに、デジタル時代ならではですね。
>うみがめさま コメントありがとうございます
高知県でも、四国アイランドリーグの中継を、
ごくたまにテレビ高知がやっていませんでしたっけ。
年に1回とかそんな感じのようですが…。